基本塗装が終わる
前回の更新
からリアルタイムの1週間で毎晩必死に塗装して、基本塗装が完了しました。
ということで、今回はMGヘビーアームズの基本塗装についてです。
ここで一旦画像を残しておくことで、ここから先ウェザリングでどうなるのか―の記録にしたいと思います。
作るプラモデルはこちら。
MG 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz ガンダムヘビーアームズ EW版 1/100スケール
ガンダムWのMGは再販のサイクルが早く、今のご時世でもわりと手に入りやすいのが良いですね🙂
あとW系のMGはお店で結構安くなってる事が多い印象。
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MG ヘビーアームズ 基本塗装
以下、MG ヘビーアームズの基本塗装後の状態を部位別に載せます。
頭
胴体
腕
足
バックパックと武器は関節部と同じグレーベタ塗りなので省略しますm(_ _)m
すでにシリコーンバリアーの効果で部分的に剥がれが出ています。
シリコーンバリアー使ってると組み立てる際にパーツの合いが固いと剥がれに繋がるので注意です。
なお指の腹の部分で触ったぐらいでは塗装は剥がれませんのでそこまで神経質にならなくても良さげです🙂
使った塗料
外装の塗装にはGSIクレオスのカラーモジュレーションセットを使っています。
※下地にはガイアノーツのサーフェイサー エヴォ オキサイドレッドを塗っています。
カラーモジュレーションセットについてはこちらの記事でテストピースを作って検証しています。
●足首から下やフロントスカート、肩上部装甲などの濃い緑(成型色が赤だった箇所)
カラーモジュレーションセット オリーブドラブのCMC01 ODハイライト1
●足、腕、胸等のデザートカラー(成型色が白だった箇所)
カラーモジュレーションセット ダークイエローのCMC05 DYハイライト2
●肩のミサイルコンテナカバー等の緑(成型色がオレンジだった箇所)
カラーモジュレーションセット ロシアングリーンのCMC12 RGハイライト2
●顎、フィン等の赤茶色
ガイアノーツ GS-04 サーフェイサー エヴォ オキサイドレッド
●関節等の濃いグレー
自作のメカサフ
一番下の下地にはGSI クレオスのスーパーチタン2を塗って、ガンダリウム合金という解釈にしています。
スーパーチタン2の上にシリコーンバリアーを吹き、その上から更にガイアノーツのオキサイドレッド サーフェイサーを塗り、錆止め塗料という表現にしています。
更にその上にシリコーンバリアーを吹き、その上にそれぞれのカラーで塗装という工程です。
なお顎や胸部ライン等の赤茶色の部分はオキサイドレッド サーフェイサーのままにしています。
これは錆止め塗装で止めたという解釈ではなく、ワンポイントでカラーリングとして良さそうだったのでプラモデルとしての色表現優先にしました。
方針がややぶれてしまいましたが、色味として気に入ったのでこれで良しとします🙂
今回塗装して思ったこと
カラーモジュレーションセットの発色は大変
カラーモジュレーションセットは同系色の色で色調の異なる塗料がまとめられていますので
戦車モデルの塗装におけるシャドー吹き等で便利ですが、
いざ使ってみると発色させるのがかなり大変な印象でした。
特に今回メインで使ったのが元々シャドー用の色ということもあったのか、何度も重ねて吹かないと色が出てくれませんでした。
今回のようにカラーモジュレーションとしてではなく、単色で塗っていくのであれば
もっと隠蔽力の高い色を自分で調合したほうが塗装が早いかもしれません。
その一方で、調合だと途中で塗料が足りなくなった時に詰みそうになるので、
「常に均一な塗料をたくさん得る」という点でカラーモジュレーションセットは良いと思います🙂
シルバー層の塗布とその上のシリコーンバリアーの扱い
すでに現時点の、パーツを組んだだけの段階で塗装の剥がれが起きています。
致命的な剥がれ等は特に無いので良いのですが、基本塗装の過程で次のようなことを考えました。
シルバー塗布はパーツの縁(エッジ)のようなところだけで良かったかも
MSが動くと仮想した場合、自然に一番擦れるのはパーツのエッジが立ったカドの部分だと思われます。
で、あるならばその部分だけチッピングした時に一番下の地であるシルバーが見えていれば良いわけで、作業工程を減らすためシルバーはエッジ部だけ塗装すればよかったかも?と思いました。
また今回はその上から隠蔽力の高いオキサイドレッドを吹くので、シルバーを部分的に塗ってもまだら上になる可能性は低かったと思います。
シルバー層の上のシリコーンバリアーはエッジだけに筆で塗る
上のシルバー層の塗布とも関係していますが、今回パーツ全体にシルバーを吹き、さらにその上から全面にシリコーンバリアーを吹き、その上にオキサイドレッドを塗布するやり方で最初は塗装を進めました。
が上述の通り、最下層のシルバー層まで見えるのは、一番擦れる箇所だけで良いはず。
ですので途中から方針を変えて、パーツのカドや縁の部分にだけシリコーンバリアーを筆で塗る方針に変えました。
そうしないと途中の組み立て過程で上塗りしたオキサイドレッド層を通過してシルバー層まで一気に剥がれて行ってしまう事があったためです😥
今後チッピングの下地を2層にするときは一番下のシリコーンバリアーはポイントを絞って塗ろうと思います。
シリコーンバリアーは圧の低いコンプレッサーだとハンドピース内で固まりやすい
これからシリコーンバリアー使ってみたいなぁという方のために使い心地などを書いてみます。
まず、シリコーンバリアーはエアブラシで塗装するとミストがほぼ見えません。
なので全体的に吹き付けるという塗り方は良いのですが、
ピンポイントでエッジだけや特定の箇所だけにエアブラシコントロールで塗るのは難しいと思いました。そういった用途には筆塗りが良いと思います。
またシリコーンバリアーはハンドピースに詰まりやすいです。
私はクレオスのL5コンプレッサーで吹きましたが、シリコーンバリアーは粘度がそこそこあるのでL5だと吹いてる途中で固まって出てこなくなる事が多々ありました😥
長年使った経年劣化でL5の圧が落ちている事もあると思いますが、
これからプラモ塗装を始めてコンプレッサーも買おうという方は
粘度の高いものを吹けるより高出力のコンプレッサーを検討した方が良いかもしれません。
またシリコーンバリアーをタミヤスプレーワーク ベーシックエアブラシ(ハンドピース)でも吹きましたが、
塗料カップの下の部分に固形として固まりやすいです。
この溜まった箇所の手入れを怠ると、個体として吹き出てしまうことがあるので要注意です。
同じニードル経0.3mmのWAVEのハンドピースでは詰まりはしても個体として吹き出ることはありませんでした。
おそらくタミヤのものはカップの下のニードルがある箇所の空間が広いのでここに溜まりやすいんだと思います。実際手入れ時にはべっとり固まってました💦
おわりに:シリコーンバリアーは初心者でも使いやすい印象
今回シリコーンバリアーを初めて使ったので、
どれくらいの性能・定着力があるのかしら?と慎重に探り探り使ったのですが、
- シリコーンバリアーを割りと厚めに吹きその上に塗装をしても、手で触ったぐらいでは剥がれない。
- 爪の先等が触れると割りと簡単に剥がれる。
という印象です。
少し尖ったものに接触しなければ大丈夫なので初心者の私でも使いやすかったです。
初めて使う人もあまり不安がらずにず導入して大丈夫だと感じました🙂
まだ本格的なチッピングは行っていませんが、すでに擦過している箇所の剥がれ具合を見ると
シリコーンバリアーの性能は素晴らしく、チッピングし易いアイテムだと思いました。
ただ、塗装の工程は増えます。
また塗膜もその分厚くなりますのでそういった点は注意が必要かと思います。
実際このヘビーアームズも関節部分は割りと大きく剥がれているところがすでにあります。
この後のウェザリングやウォッシング等でその辺りをなるべく目立たないようカバーできればと思います。
今回の作業は以上です。
それでは🎄
MG 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz ガンダムヘビーアームズ EW版 1/100スケール