[検証] Mr.シリコーンバリアーの上からマスキング塗装はできるのか?

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ノウハウ

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こちらの記事で素組みが完了したものの、

方向性をどうするか迷い中…で途中となっていました。

その後いろいろと考えて、作風の大まかな方向性を大きく2つに絞り込んだのですが
その1つは複数カラーでマスキング塗装しつつウェザリングをするというもの。

そこで表題の通り、チッピングに便利な

Mr.シリコーンバリアーの上からマスキング塗装ができるのか

を模索してみたという内容です。


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Mr.シリコーンバリアーの上からマスキング塗装をする実験

こちらが今回の主役、Mr.シリコーンバリアー

テストピース

テストピース。一応スジボリも2箇所加えました(透明で見えにくくてスミマセン…)。

テストピースは

  1. 400番→320番でヤスリがけを行った透明プラ板に
    ガイアノーツのサーフェイサーエヴォ オキサイドレッドを塗装
  2. GSIクレオスのMr.シリコーンバリアーを塗装
  3. 1色目(ホワイト)を塗装
  4. 一部をマスキングしMr.シリコーンバリアーを再度塗装
  5. マスキングした箇所に2色目(レッド)を塗装

としました。

以前、MG ガンダム ヘビーアームズの制作時にシリコーンバリアーを複数層使った塗装は既に実践済みですが、
あのときは塗膜が剥がれるか不安だったので、マスキングを使った塗り分けは採用していません。

マスキングに使う素材

一般的に使うマスキングテープではおそらく粘着力が強すぎて塗膜が持っていかれると思われます。

マスキングテープを数回カッターマットに貼ったり剥がしたり繰り返し粘着力を落としてから
貼るという手もありますが、それだとヨレが出やすく正確なマスキングが困難になります。

また何回貼って剥がせばいいのか?を回数ごとにテストピースを作って検証するのも大変😥

そこで今回私は100円ショップ等で売っている付箋紙を使ってみました。

付箋を採用した根拠はこちら⬇のYAS様の動画で

シリコーンバリアーを使った塗装時のマスキングついて触れられていたことが由来になっています。

とは言え、私とYAS様とでは経験値(そしてもちろん技術も)が全く違いますので付箋さえ使えば私でも上手くいくのかはわかりません。
また積み重ねられた経験に基づく言外のテクニックの様なものもあるのかもしれません。
その辺りを今回、実際にチャレンジしてみて私でも付箋を使えばマスキング塗装できるのかを検証・確認していくというのが目的になります。

またYAS様のこの作例ではシリコーンバリアーの上は単色での塗装なので、
今回私に必要なシリコーンバリアーの二重塗装は行っていないと思われます(動画を見る限り)。
ここも果たしてどうなるか気になる所です。

ということで付箋を用意してテストを行います。

使う付箋はこのようなものにしました。

メーカーはKyowa(協和紙工)とのこと

こちらは100円ショップではなく、地元スーパーの中にある文具100円コーナーにあったものなのでダイソーやセリアで全く同じものが手に入るかは不明です😥
ですが中国製であり、他の100円ショップの付箋紙も概ね似たようなものだと想定されますのでこちらで実験を進めていきます。

メーカーは愛媛にあるKyowa(協和紙工株式会社)とのこと。

なお今回のテストでは付箋紙は一度剥がしたものを下の付箋の上に1回再度貼ってから剥がし、粘着力を落とした状態で使いました。

これはそのまま貼ると粘着力が強いのでは?と思い塗膜が持っていかれるのが怖かったためです。

テスト結果

1段階目
ヤスリがけしたプラ板を洗浄→乾燥後、サーフェイサーエヴォ オキサイドレッドを塗装

透明プラ板にサーフェイサーエヴォ オキサイドレッドを塗装

2段階目
シリコーンバリアーを筆塗りして15分ほど待ち、上から白(いつも使ってる調合白サフ)を塗装

調合白サフ:ガイアノーツのサーフェイサーエヴォ(グレー)とエヴォ ホワイトを1:7で混ぜたもの。

オキサイドレッドの上にシリコーンバリアーを塗り、その上から調合白サフを塗装

3段階目
付箋でマスキングして、シリコーンバリアーを筆塗りし15分ほど待ち、上から赤(昔調合して余っていた適当なもの)を塗装

マスキング材として付箋を貼る(1度貼って剥がして粘着力を落としてあります)
白の上にシリコーンバリアーを筆塗りし、その上から赤を塗装

赤がまだ半乾きのうちに付箋マスキングを剥がしてみました。
すると…。

塗装後すぐ半乾きの状態でマスキングを剥がす

なんと塗膜を剥がすこと無くきれいに剥がれました😮
あまりにもすんなりとうまく行ってちょっとびっくり。

なお画像下側の塗り分けラインがやや曖昧なのは塗装の際に付箋の粘着力が落ちすぎていて剥がれかけていたためです。ここは今後の課題ですね😥

ということで思ったより簡単にマスキングできるんですね🙂

が、実はシリコーンバリアーがうまく塗れていなかったので塗膜がしっかりしていたというオチかもしれません。
肝心なのはこの状態からちゃんとチッピングができるかどうか…。

4段階目
最終的なテストとしてチッピング(剥がし)もやってみます。

2日ほど十分に乾燥時間を取った後、白い部分をタミヤの調色スティックの平たい方でカリカリすると…、
下地のサーフェイサーエヴォ オキサイドレッドが現れました。

これでシリコーンバリアーもちゃんと塗れており、威力を発揮していることが分かります。

実験は成功!

そして赤い部分を軽くカリカリすると下地の白がでて、その白を更にちょっと強めにカリカリするとオキサイドレッドの層が出ました。
成功です!🙂

という感じでMr.シリコーンバリアー+付箋紙によるマスキング実験はチッピングまで含めて無事に成功しました!

※上の画像ではちょっと見えにくいですが、スジボリラインの上を少しカリカリして白だけを出すこともできています。

実験結果と課題など

このように付箋紙を使う事でMr.シリコーンバリアーを塗装した上からでもマスキング塗装できることがわかりました。

今回の実験は大成功です。
が、課題というか気になる点もありましたので書いておきます。

曲面追従性はどうか

付箋の粘着力の低さ&付箋紙の固さと相まってこのマスキング手法には曲面追従性はあまりないと思われます。
また今回まっ平らな平面に対しても付箋紙を一度貼って剥がしただけで粘着力がかなり落ちてしまい、なかなか定着は厳しかったです😥

あと紙なのでヨレが出てしまうのと、そもそも付箋紙のラインが水平で綺麗に切断されているかはなんとも言えず、
そうなるとカッターマットに一度貼って自分で切ることになりますが、それをやると必然的に粘着力が落ちますよね…。

ということで、ガチガチに精密さを要求されたり、細かい部分へのマスキングにはあまり向かないかもしれません。

ただ塗装ラインの際(きわ)のぼやけぐあいは「作品の風合い」として処理するという手もあるかもしれません🤔

どんな付箋紙でもいいのかは不明

今回私が使った付箋紙がたまたま粘着力が上手い塩梅になっていた可能性があります。
他のどんな付箋でも良いのかは分かりません😥

シリコーンバリアーをエアブラシ塗装した場合にどうか

今回私はMr.シリコーンバリアーを筆塗りで薄めに意識して塗りましたが、
果たしてエアブラシで吹き付けた場合でも大丈夫なのかは不明です。

大量に厚く吹き付けると剥がれやすくなることが想定され、それでも今回のように付箋紙で大丈夫なのかは気になる点です。

と、この様にやや運用で難しい点はあるものの、
今回の条件で行えば平面のシンプルな直線においてシリコーンバリアーに対して付箋紙によるマスキングで問題ないことが分かりました。

これで塗装&制作の幅が広がりそうです🙂

今回の記事がなにかの参考になりましたら幸いです。

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