EG RX-78-2 GUNDAM ガンダム を作る 6 ガンプラバーニアの自作方法

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ノウハウ

バンダイのガンプラ EG ガンダムを作ります。

作るプラモデルはこちらです。

ENTRY GRADE 機動戦士ガンダム RX-78-2 ガンダム(ライトパッケージVer.) 1/144スケール 色分け済みプラモデル

大きさは1/144 サイズのEG(ENTRY GRADE:エントリーグレード)です。
EGのガンダムは数種類販売されていますが、今回作るのはビニールパッケージに入った簡易パッケージ版となります(一番安いもの)。

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バックパックの改造

今回はEG RX-78-2 ガンダムのバックパックを改造します。

素の状態はこんな感じです。

バーニア含めて全てが一体化した1パーツになっています。
バンダイの技術はすごいですね😮

これはこれで良いような気もしたので当初は無改造で行く気だったのですが、
ここまでの工作ですでに他のパーツにそこそこ手を入れているため
ここだけ無改造というのもなんだか浮いてしまいそう🙁

またバーニアもダメじゃないけど少し大人しめな印象もあります。

…ということで結局改造することにしました。

スジボリとパーツ貼り

EGガンダムのバックパックにあるビームサーベルの保持部分にスジボリを加えました。
ここは最終的に色を塗り分けるかデカールでも貼っておこうと思います。

バックパックの中央に穴があります。

これはおそらくシールドを背負うための穴だと思いますが、私の買ったエントリーパッケージ版にはシールドが無いのでこの穴は活かせません🙃

腕の時(#5)と同じ様にスライド風な意匠をつけようかとも思いましたが、今回はコトブキヤの角モールドパーツを上から貼って単純に隠すことにしました。

⬆この記事を書いてる時点でAmazonでは転売屋のとんでもないボッタクリ価格になってるので買わないほうが良いでしょう😥

この穴ですが、LEDを仕込むならスイッチの隠し場所に最適ですね。
今回は電飾はしないのですが、いつか電飾の工作方法についても書けたらと思います_φ(・_・

排熱口の作成

バックパックの上面がまっ平らなのでここを改造します。

プラ板で放熱フィンを作るかあるいは排熱口を作るか考えましたが、
過去にHGUCのプラモで放熱フィンを作ったことはある(このサイトには未掲載デス)ので
今回は排熱口にチャレンジすることにしました。

大まかなイメージを書いた後、ドリルで小さな穴を空けていき、それらをデザインナイフ等で繋げて口をカットします。

そして裏からハセガワの網状のメタルシートをカットして貼ることにしました。

開口部には最終的にハセガワのガワのモデリングメッシュ(23番)を貼る予定です。

これで排熱口らしきものの完成です😊

ついでに排熱口の間にプラ板カットで謎ディテールを作って貼っておきました。
これで少しはバックパックに情報量が盛り込めたような気がします。

バーニアを交換したいけど…

悩んだ末、もとから付いているバーニアも交換することにしました。

まずバーニア部分をタミヤのエッチングノコを使ってカット。

その後ヤスリ等で整面を行い整えます。

カットした箇所に新たにバーニアを付け替えますが、
手元に市販のバーニアを持ってない&私は超田舎に住んでるので
地元のお店に行ってもネット上で見るようなおしゃれなバーニアパーツを手に入れることはかなり困難…😥

無いなら作るしかない!

ということで今回はバーニアを自作してみることにしました。

ガンプラ用バーニアの自作方法を紹介

私は今回、バーニアの自作に初めてチャレンジします。
完全に我流なのでもっといい方法があるかもしれませんが、一例として参考になれば幸いです🐣

作業で使う道具

今回のバーニア作成作業にはハンドリューター(ルーター)を使います。
持ってない方も気合で臨めば製作可能だと思いますが、できればリューターかドリルのような回転型の電動工具があると良いです😊

私は手持ちのRYOBIのホビールーターを使いました。

⬆今は京セラのブランドになっているようです。

他のリューターやドリルでもできると思いますが、
以下は私がRYOBIのリューターで作業した内容となります。
他の器具だと若干異なるかもしれませんのでご了承下さいm(_ _)m

あと、私はこのリョービのものしか持ってないので使ってますが、
正直なところガンプラの製作・改造にはリューター本体が大きすぎてあまり向いていないと思います😥

おそらくプロクソンのリューターのような細身ボディのものの方がガンプラのような繊細な作業には適しているんじゃないでしょうか。

またRYOBIリューターの素の回転数でもバーニア製作作業は可能ですが、
やや高速すぎて削り作業時の摩擦熱発生がかなり不安です。
実際、私もそのまま作業したら摩擦熱でスティックヤスリが焦げて煙が出てしまいかなり焦りました😥

そこでgoot パワーコントローラー PC-11でリューターの回転数を少し落としてあげます。

gootコントローラーについては以下の記事で紹介しています。

gootコントローラーはプロクソンのペンサンダーの調整にも使っており大活躍のアイテムです😊

最終的にバーニアにディテールを追加するためエッチングノコがあると便利です。
詳細は下の作業の流れのところで説明します。

私はタミヤのエッチングノコを使いました(上でバーニアカットに使ったものと同じ)。

ただ、エッチングノコが無くてもバーニア本体の製作作業はできますのでこれは+αの要素となります。
あれば便利、無くてもOKです😊

自作ガンプラバーニア作成 作業の流れ

以下の説明で出てくる解説用の画像はバーニアを2個作った時の1つ目と2つ目の画像が混ざっています(1個めの時に写真を撮ったのですが、後から説明に足りないと思ったので2個めのときにも追加で撮りました)。
工作の手順はほぼ同じですが微妙に画像での見た目が異なります。ご了承ください😥

手持ちのプラパイプを眺め&組み合わせてまずはイメージを脳内で描きました。

使うことにしたのは

ピンク色のダイソーで売ってるプラスチック製編み物棒(外径7mm、内径5mm)

ウェーブの肉厚プラパイプ(外径5mm、内径3.2mm)

ウェーブの肉厚プラパイプ(外径3mm、内径1.2mm)

ウェーブの真鍮線(直径1mm)

です。
真鍮線を差すパイプの内径が1.2mmなので1.1とか1.2mmのものでもいいと思います。私は1.0しか持ってなかったのでそれを使いました🙂

これらを組み合わせて4層構造のバーニアにします。

以下、作業手順を画像を交えて説明していきます。

まず5mmのプラパイプを6mm長にカット。
そして3mmのプラパイプをその中に差し込み、この3mmプラパイプを5mmプラパイプの端から前に2mm押し出します。

3mmプラパイプには最終的には真鍮線を差してバーニアの芯(?)にしますが、現段階では真鍮線は差さなくて良いです。
5mm+3mmのプラパイプで好みの位置決めをしたら、2つを流し込み接着剤で固定します。
(5mmパイプの内径3.2mmに対してパイプ外径3mmで0.2mm差がありますが、流し込み接着剤で問題なく固着できます)

この時、3mmのプラパイプはこの後の作業持ち手とするため、まだカットせずに余裕を持たせた長さを保持してください。

次に7mmのダイソー編み棒を任意の長さにカット。
(私は今回6mmの長さでカットしました)

先程組んだ5mmのプラパイプの外に7mmのプラパイブを差し込んで位置決めを行います。
私は5mmプラパイプの根本の長さが半分(3mm)になる位置に決めました。
なので、先程差した内側の3mmプラパイプより7mmのパイプが1mm前に出る感じですね。
位置が決まったら7mmプラパイプと5mmプラパイプを流し込み接着剤で固定します。

この画像は最初の1個目のバーニアを作った時のもので、先に中央の3mmパイプをカットしてますが、この段階ではまだカットしない方が良いと思います(今回はたまたま作業が最後までうまくいきました💦)。

これでバーニアの大まかな段組みが出来上がりました。
まだ一番中央の芯になってる3mmプラパイプはカットしません。

次にいつものベビーパウダーパテを作ります。

組んだ7mm、5mm、そして3mmのパイプの根元側にできている段差に盛り付けて段差を消すようになだらかにしていきます。
後でモーターツールを使って削るため労せず簡単に削れます。

ここで少なく盛って削り途中で形状が合わなくなるよりも、多少多めにもりもりが良いでしょう。

パテを多めにもりつけます

ベビーパウダーパテが固まったらいよいよ中央の3mmプラパイプをカットします。
ただしここのカットは最終的にバーニアができた時に求める長さではありません。
カットする際はリュータのチャックに差し込んで保持できる余裕を持たせた長さにします。

また角度をつけてヤスリを当てる必要があるため、ケチってあまりにチャック先端ギリギリを狙うとヤスリが入りません(›´ω`‹ )
余裕のある長さをキープしてカットします。

材料がもったいなくてギリギリを攻めたい気持ちは私もよーくわかりますが、
ここはあまりケチらず余裕をもって長めにカット推奨です💸

バーニア先端にテープを巻いて保護する

カットできたら削り作業に入る前に、バーニアの噴出口側に平面を保持するための保護処理を行います。
私は曲面追従性が高く、普段からスジボリガイドに使っているニチバン クリアラインテープの3mm幅のものをぐるりと巻きました。

ここまで準備ができたらいよいよ削り作業に入ります。

これは3mmパイプが短すぎてヤスリが入りにくかったので、あまり良くない例です😥

3mmプラパイプをリュータに差し込んで固定。
先程貼り付けた保護ガイドのテープを削らないように気をつけながらリューターを回転させて削り作業を行います。
削り作業自体はフリーハンドで勝負という、わりとチャレンジングな戦いです(´・ω・`)
少し削っては様子を見、また削る~を繰り返すと良いでしょう。

私は削り作業をダイソーで売ってる鉄ヤスリのような粗目のものから初め、最終的にこれまたダイソーやセリアで売ってる弾力のあるスティックヤスリ(WAVEのヤスリスティック風の商品)で仕上げを行いました。

削り作業に高価なヤスリを使ってもいいかもしれませんが、先に述べたように摩擦熱がけっこう心配です😥
ヤスリの品質が変わってしまったり、ペーパーヤスリの場合は土台となる素材に影響をおよぼすかもしれませんので、ここでの削りには安ヤスリで作業すると良いと思います。

手で紙やすりを押さえつけて指先の感覚で削るのはやめたほうがいいです。
火傷や事故に繋がる恐れがあります🔥

ケガキ作業でバーニアの質感をUP!

この項はプラスαのディテールUP作業です。
やらなくても良い内容なので必要ない方は飛ばしてください。

あとこの作業はやや危険度が高いので、行う場合は体調や精神状態を整えて臨んでください🙏
保護メガネが必須です。ケガにはくれぐれも気をつけてください。

バーニア本体の削り作業が終わったら保護のために貼っていたマスキングテープを剥がします。

次にこの保護していた部分にエッチングノコを使ってスリットを彫り込んでいきます。

今回は一番使いやすいのに買ってすぐ先端を曲げてしまった三角の刃を使用しました。

使うエッチングノコはヨレてしまってもう使えなくなったもののように、壊れても問題がないもので行うと良いでしょう。

新品をこの作業に使うと刃がダメになる可能性があるので自己責任で行ってください(´・ω・`)

リューターを回転させ、リューター本体は水平に机の上に置きます。
エッチングノコを、回転させている面に対して水平になるように当てます。

この時少しコツがあって

ノコを回転方向に対して垂直~鈍角になるように意識して当てる

ようにしてください。鋭角で当てると回転に弾かれてケガや破壊に繋がります。

また

ノコはある程度長い時間当てて溝を十分に彫りきってください

というのも、一度掘ってノコを離した後は再度同じ位置で深掘りに再トライしようとしてもノコ刃と溝を合わせるのが至難の業です(´・ω・`)
あ、彫りすぎてしまったかも?ぐらいでちょうどいいと思います。
案外そこまで深くはケガケないものです。
(後の最終的な表面処理もありますしね。)

これも一発勝負なので気合と根性と度胸で突破しましょう。

バーニアの完成

以上の工程を経て自作バーニアができました。

文章では長くなりましたが、やってみると案外あっさりとできます😮

なお今回私が作ったバーニアはHG(EG)の1/144にしてはちょっと大きいみたいです😅
が、今回はとりあえずもうこれで行きます。

工作が終わったら最後に軸にした3mmのプラパイプを最終的な欲しい長さにカット、そして中に真鍮線を通して接着すれば完成です。

ピンクの7mmパイプのバーニア先端部はテーパーをつけて面取りしてます(内・外共)

最後となりましたが高速の回転体に対して刃物やヤスリを使うのでケガには気をつけて作業してください。
何かあっても管理人は責任を負えませんのであしからずm(_ _)m

とにかく作業中は保護メガネをすることを強くオススメします。

また細かな削りカスがでるのでそれを吸い込まないように防塵マスクもした方が良いと思います😥

こういう安いタイプのでも、するとしないとでは大きく違うと思います。

私は面倒臭いけどメガネ・マスク両方とも装備するようにしています。

⬆これが欲しいんですけどついつい手持ちのダイソーので済ませてしまう…💦

おわりに

今回はここまで🌸

最後に、バーニアの熱や煙がMSの胴体を傷つけるのを保護する―という脳内イメージを元にプラ板で作ったフィンをつけてみました。
実際MSにこんなのがあるのかはわかりませんが😅

作ったバーニアは別途塗装してから最後に接着剤で貼り付けようと思います。

いよいEGガンダムの工作も終わりが近づいてきました。

次回は胴体部分と頭部の制作についてです。

それでは👻


ENTRY GRADE 機動戦士ガンダム RX-78-2 ガンダム(ライトパッケージVer.) 1/144スケール 色分け済みプラモデル

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