ハセガワ VF-1S スーパー ガウォークを作る 9

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製作記

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※天候が悪く隼一型エンマ機のクリアーが吹けず先の工程に進めないので
中断していたVF-1S ガウォークの制作を進めました。

隼一型 エンマ機の進捗はこちら


ハセガワから販売されているマクロスのVF-1S スーパー ガウォーク バルキリーを作ります。

作るプラモデルはこちらです。

ハセガワ 超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか VF-1S/A ストライク/スーパー ガウォーク バルキリー 1/72

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説明書番号25:前腕部の作り方

複雑な塗り分けが絡むので制作順序を考える

ガウォークの前腕部分を組み立てるための説明書の箇所(25番)を載せてみます。

ここで最大の難所はパーツ番号GH1がクリアーパーツであること。
そしGH1は説明書通りだと前腕パーツの左右2つで挟み込んで固定することになります。

更に難易度を上げているのがGH1の裏側にはセンサーパーツ?のような
パーツ番号F17のスモールパーツを埋め込む必要があります。

そしてF17の背景はカラー番号33番にあるつや消しブラックになっていて、
腕全体のホワイト塗装とは塗り分けが発生します。

もちろん腕全体に大きな合わせ目も発生するので接着と合わせ目消しも必要です。

内部を黒く塗って、F17も塗装してはめ込んで、クリアーパーツGH1を挟んで、接着してから合わせ目消しというのも考えたのですが、
それだと黒く塗った部分の合わせ目は消せません。

またこの手順でGH1まで先にはめてから全体の白塗装をする道を選んだ場合、
マスキングしても万が一隙間からミストでも入れば内部は修正不可能になります。
これは先程上げた内部の黒部分の接着合わせ目消しをしていなければ余計にリスクが高まります。

そこで

先に接着・合わせ目消し→全体を白で塗装→黒い内部をマスキング塗装→F17センサーパーツ(仮)の埋め込み→GH1クリアーパーツを正面から押し込んで接着剤で固定

という制作手順としました。

マスキング→塗り分け→スモールパーツの埋め込み

ということでまずは合わせ目消しをして全体を白で塗りました。

腕全体の白はガイアノーツのバーチャロンカラー ウォームホワイトで塗ってます。
そしてマスキングゾルとマスキングテープを使ってマスキングしました。

※画像は塗装ゾーンを上下分割する中央のホワイト部分をゾルのみにしてますが、この後念の為テープでもマスキングしました。
ゾルだけだとちょっと心もとないのでテープも使った方がいいかと…。

内部の黒はタミヤのエナメルXF-1フラットブラックを使うことにしました。

ラッカーで塗っても良いんですけど、
マスキングってのはいくら慎重に頑張ってもそれなりに漏れであったり、
エアブラシを使う時に予想外にミストが舞ったりするもの…(。-_-。)
そこで後で簡単に拭き取れるエナメルを使うことにしました。

ということで、エナメルをエアブラシで吹いて綺麗に塗り分け完了です。
エナメルの溶剤にはダイソーで売ってるライター用オイルを使ってますが、
ちゃんとしたエナメル溶剤を使うとモアベターよ(古っ)。
小森のおばちゃま知ってる人どれだけいるんだろうか…(´・ω・`)

エアブラシを使うとどうしても奥まった部分にミストが届かないのでそこは筆塗りでカバーします。

はみ出しやミストが予定外のところに飛んだ場合でも
エナメルの溶剤を綿棒につけて拭き取れば簡単に取り除けます。
これがラッカーの塗膜の上にエナメルを塗る最大の利点ですよね🌷

ややラインがガタガタなのは見なかったことに…(というか後でクリアーパーツを埋め込めばほぼわからなくなります)。

別途塗り分けたF17のセンサー(?)スモールパーツを埋め込みました。

F17の下地はガイアノーツのサーフェイサーEVOシルバー
そして丸部分にはクリアーイエローを筆で塗りました。
残念ながらエナメルのクリアーイエローは持ってなかったので
ラッカー塗料であるクレオスのクリアーイエロー
息止め・気合い・根性で筆塗りです(›´ω`‹ )
西部警察で大門が「タツ、息止めろ!」と言って巽の肩を借り、ライフルを依託射撃するシーンを妄想しつつ息止め。
参考 西部警察 第5話 爆殺5秒前

といっても文盛堂のインリターン面相筆10 / 0を使えば
細かいところも比較的簡単に塗れます👻

この筆はホント最高です。
これ一本でマスキングゾルからラッカー・エナメルの非常に細かい部分の塗り分けまでなんでもこなせます。
プラモデルを作って塗装する人は持ってたほうが良い!というくらいおすすめです。
ちょっと高いけど買ってよかったアイテムの一つです💰

次に最大の難所、クリアーパーツのはめ込み作業に入ります。

クリアーパーツの取り付け準備

ここでもう一度先程の説明書画像を載せます。

赤枠で囲ったのがクリアーパーツのGH1です。
画像を拡大するとわずかに見えるかもしれませんが、
このGH1には両サイドにごくごく小さな突起が設けてあり、
本来はこの突起でGH1を腕パーツで左右から挟んだ時に抜け落ちないよう固定する仕組みになっています。

ただこの突起があると正面からGH1を押し込むことが出来ません。

そこでヤスリを使って慎重にサイドの突起部分のみを削り落とします。

この時合わせ目消しの段階で前腕パーツの両側をどのくらいの強さで押し付けて接着したか?
などによってGH1を押し込める場所の形もわずかに変化していると思います。
あるいは2本作る腕の左右で微妙に大きさが異なるかもしれません。

ですので場合によってはGH1のサイドを削る量を増やしたり、
あるいは削りすぎないような微調整が必要かもしれません。

できれば、

  • サイドの削り落としは内部の黒塗装前に現物合わせをしながら慎重に準備
  • 2つのGH1パーツが左右の腕のどちらに適しているかをちゃんと区別しておく

ようにした方が良いと思います。

クリアーパーツの接着方法

実際にどのようにして接着すればよいかを紹介します。

次の画像を御覧ください。

接着には乾燥後でも塗膜を侵さない(白化しない)ハイグレード模型用セメダインを使います。

このセメダインは強くオススメです

ガンプラのようなバンダイの技術の粋を集めたプラモデルで作りではそこまで出番はないかもしれませんが、
スケールモデルやバンダイ社以外のプラモ作りの場合、
これがないとどうしても難しい箇所があるんですよね…(´・ω・`)

実際私もガンプラを作ってた頃はこのセメダインは全く必要なかったですが、
隼一型エンマ機といいこのVF-1ガウォークといい
ハセガワのプラモを作る過程では
これがないとうまいこと行かない箇所がちらほらあります。
使わずに回避できる作り方もあるけど、それを選択すると工程が増えたり難易度が跳ね上がったりするので、
思い切ってこのハイグレード模型用セメダインの性能に頼ったほうが楽な場合が多いです。

特にクリアーパーツは白化が起こらないこれじゃないとダメなんですよね(´・_・`)
量も多くて価格もそんなに無茶苦茶高いものではないので
1本保険で買っておくことを強くおすすめしたいです。

接着自体にはこのハイグレード模型用セメダインを使いますが、
他にもポイントがあります。
画像の中央にあるのは練り消しゴムです。

この練り消しゴムにクリアーパーツGH1をやや強めに押し付けて固定します。

そしてハイグレード模型用セメダインを爪楊枝などを使って慎重に
腕パーツの内部にあるGH1取り付け箇所に塗ります。
塗る時は点付けで何箇所かでOKです🐣

そして練り消しゴムにGH1をつけたまま腕パーツの正面から押し当て、
そのまましばらく待ちます(1~2分で良いと思います)。

しばらく待った後、練り消しゴムのみをゆっくりと慎重に外します。

外したらマスキングテープをGH1の面と腕パーツの面がピッタリになるように貼って整えます。
平らな固いところを使ってピタリと平面になるように押し付けても良いでしょう。

こんな感じです🐤

そしてGH1を貼った面を下側にして、腕パーツの周囲部分と平面を保つような感じで固定して接着剤の硬化を待ちます。

ハイグレード模型用セメダインは「固定に2~3時間かかる」
と説明書きがありますので、その間じっくり待ちます。

十分な時間が経ち、接着が終わった頃合いをみてマスキングテープを剥がします。

はい、この様に無事にクリアーパーツをきれいに取り付けることが出来ました👻

ハイグレード模型用セメダインの固定力自体は強くないので
力が加わると割と簡単に外れてしまいます。
接着が終わったらあまり触らず、腕パーツは組み立ての時まで大事に保管しておくと良いと思います。

おわりに

ハセガワ VF-1 ガウォークの前腕パーツの作り方
主に塗装とクリアーパーツの処置にについて紹介しました。

練り消しゴムの箇所は両面テープを爪楊枝に巻いて
それを使って押し付けても良いかもしれません。
ただ

その固定用接着治具を一旦剥がす→GH1はパーツ側に残しマスキングテープに切り替えて平面出し

という処理が必要なので、あまり粘着力が強すぎるとうまく行かないかもしれません😥

練り消しや両面テープと言った固定用治具ともどもクリアーパーツと腕の平面を完璧に出した状態で接着剤の硬化を待てれば良いんですが、私にはこのマスキングテープ切り替え法以外思いつきませんでした💦

それから最初からマスキングテープだとGH1を付ける時の位置決めがちょっと難しいので採用しなかったんですが、今思えば

GH1を隠さないくらい細く切ったマスキングテープを
十字方向にGH1に貼って、それで腕パーツに固定

というやり方でも良かったかもしれないですね😥
この辺は個人の好みという感じでしょうか。

それから、ここまで工程が進んで
クリアーパーツを貼り付け→マスキングテープを貼る→最後のテープ剥がしで塗膜が持っていかれる…となると、ここから修正するのはかなり難しくなると思います( -_-)

ですので練り消しゴムを余計なところにはつけない、マスキングテープの粘着力を十分に落としておいた方がよろしいかと思います。

今回私がやった工程が最適解かどうかは分かりません👻

正直なところ、最初に内部を黒く塗って、内部の合わせ目消しは気にせずにスモールパーツとクリアーパーツをはめて、接着→腕の外側だけ合わせ目消し→クリアーパーツのところをマスキングして全体塗装でも何も問題なさそうな気もします。
プラモ作りに正解はないので自分の好きなやり方で作ってOKだと思います( ‘ω’ )و

今回の内容がなにかの役に立てれば幸いですm(_ _)m

では今回の作業はここまでです。

ハセガワ 超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか VF-1S/A ストライク/スーパー ガウォーク バルキリー 1/72

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