ハセガワ 荒野のコトブキ飛行隊 隼一型 エンマ機を作る 4

スポンサーリンク
製作記

ハセガワの 荒野のコトブキ飛行隊 隼一型 エンマ機 作成記#4です。

作るプラモデルはこちら

今年2019年の最後の投稿となります。

※記事内のリンクにはアフィリエイトリンクを含みます。

スポンサーリンク

雨ばっかりで塗装がなかなか進まない

ということで天候が悪い日が多くてなかなか塗装が進みません。
連続して晴れっていうのが無いんですよねえ…( -_-)
私の家は山の中にあるので、晴れても前日が雨だと湿度の高さが残ってます。
なので連続して晴れて乾燥してくれないと塗装ができません。。。

なんとか天気がいい日の空き時間を狙って進めた塗装作業中心で紹介していきます。

「メタリック塗装には速乾性の薄め液」という通説は本当なんだろうか?

コトブキ飛行隊の特別色を買いました。

左から

コトブキグリーン

パーカッションジュラルミン

パンケーキブラウン

ファルコンノーズイエロー

です。全てクレオスです。

ただし、隼一型 エンマ機の説明書内にこれらの限定色をどこに使うのかという記載は一切ありません。
なんかハセガワとクレオスで連携がうまく行ってないちぐはぐな商品展開( -_-)

一応各カラーの瓶にはそれとなく使う場所は書いてあるものの
はっきりとした記載じゃないので
どうもユーザー側から見ても今ひとつ親切さが…って感じです。

私がこうでないかな?と考える各色の使い所は…

  • コトブキグリーン:コクピットの内装色。コクピット横のアンテナ柱。機体の迷彩。蝶型フラップの上側の面。
  • パーカッションジュラルミン:隼の胴体色シルバーの部分
  • パンケーキブラウン:プロペラ
  • ファルコンノーズイエロー:プロペラのストライプ、主翼前面および前輪カバーの黄色ライン

という感じ。

さて、ここで気になるのは

パーカッションジュラルミンの説明文です。
希釈にMr.薄め液かMr.レベリング薄め液を使えって書いてあります。

巷でよく言われるのに「メタリックは速乾性の薄め液が推奨」ってのがありますよね。
これはSNSやいろんなプラモサイトで、いろんな方が言っておられます。

速乾性の薄め液と言えばガイアのメタリックマスターなどがその代表で、あちらは通常よりも速乾なのでメタリック粒子が均一に整う事を謳っています。

またクレオスであればラピッド薄め液が速乾タイプでありますよね。
なのに、パーカッションジュラルミンの薄め液にはレベリング薄め液と書いてある…。
ラピッド薄め液の文字は出てきません( -_-)
レベリング薄め液ってのはリターダーが入っていてやや遅乾タイプになります。

なので世間一般で言われているのと全く逆の性質の薄め液を推奨されている状況です😥

そもそも私、自分の体験から

メタリック塗装に速乾タイプの薄め液がいいってのは本当か?

ってのは前から疑問に思うところ。
というのもラピッド薄め液を使うと、私の場合白かぶりの発生率が異様なまでに跳ね上がってしまいます💦

私の塗装の腕に問題があるのかもしれませんが、通常の薄め液やリターダーの入った薄め液(ガイアのブラシマスターなど)だと、エアブラシ塗装で白かぶりはまず発生しません。
なので、本当に速乾タイプがメタリック塗料にあってるんだろうか?ってのがよくわかりません。

それからもう一つ関連して常々疑問に思うのが、
「メタリック塗装」、とか「薄め液 違い」などのワードでGoogle検索してまずまず上位に出てくるサイトのいくつか。

そこに各社の薄め液と向いてる塗料のタイプが一覧表で挙げてあり、書いてあるのが

  • メタリック塗装には速乾タイプのガイア・メタリックマスター。
  • ただしガイアのメタリックマスターは光沢タイプの塗装には向いていないので、そういう時はガイアのプロユースシンナーを使いましょう。

的な事なんですよね。

※それらのサイト様を誹謗中傷する意図はありません。

私これ見ていつも思うんです。

メタリックもそもそも光沢じゃないんだろうか…と( ´Д`)
もちろん「つや消しメタリック」という仕上げ方もあって私も好きでよくやるんですが、それは今はちょっと置いておきます。

塗装についてはその人の腕もあると思うし、使ってるコンプレッサーの性能、使う空気圧、ハンドピースの口径、その人の吹き付ける最適距離、気温、湿度などで各人状況が違ってくると思います。

なので上のようなまとめを書いてくださってる方は実際そのような使い勝手になるのかもしれません。
なんで環境も全く違うであろう別人がやってる(と思われる)サイトで薄め液の特性一覧表が全く同じなのかという疑問はこの際おいておきます。

ただ私個人の意見としては

メタリックだろうが光沢だろうがガイアカラー薄め液かガイア・ブラシマスターで問題なく塗れる

という考えです(Mr.系の普通の薄め液、レベリング薄め液でももちろん良いです)。
なのでガイアのメタリックマスターもプロユースシンナーも使ったことがありません。
特に私の場合、ラピッド薄め液とはすこぶる相性が悪いので、特に速乾タイプじゃなくても問題ないむしろ速乾じゃないほうが良いと考えています。

この辺は個人個人で状況が違うと思うので、ネット情報も良いんだけど、実際に自分で吹いて見て慣れたりコツを掴むほうが大事かな~と思ってます。

ちなみに光沢や(つや消しでない)メタリックでテカテカにしたい時にいちばん大事なのは
ある程度の細かい番手までヤスリで下地の表面処理を行い、最初の下地塗装→下地色にクリアーを混ぜて光沢面を最初から作っておくこと
更に実際に塗装する色を乗せる時も、
そのまま吹く→クリアーを10%混ぜて吹く→クリアーを30%混ぜて吹く→クリアーを50%混ぜて吹く(もしやりたければ70%もやる)という工程かと思います(・_・)
これもまた私のやり方なので絶対解では無いことをご了承ください。

ただ、メタリックマスターを使うと「メタリックの仕上がりが明らかに違う」という声をよく見て、本当にそんなにすばらしいのかしら…と気にはなります。
そのうち本当かどうか実際にテストしてみようかとは思ってます。
ステマかもしれないけど。

隼 一型 エンマ機の本塗装

ということで前置きが長くなりましたが、
隼の下地をガイアのサーフェイサーEVOブラックで吹きました。

パーカッションジュラルミンのテストピースはこのようになっています。

ダイソーの透明スプーンです。
左がサーフェイサーEVOブラックを塗ったもの。
右がその上にパーカッションジュラルミンをガイアカラー薄め液で3倍希釈にして吹いたものです。

カメラの性能があまり良くないので画像では伝わりにくいですが、
渋めのシルバーで光沢も十分ある印象を受けました。

荒野のコトブキ飛行隊の劇中で隼のシルバーはあまり光沢がない状態で描かれています。
なので、今回の下地は光沢面ではなくサーフェイサーEVOブラックをそのまま塗った状態にしてあります。

テストピースで特に問題は無かったのでパーカッションジュラルミンを塗っていきます。

胴体部分が黒いのは1度目の吹付けを途中で止めたためです。
胴体の内側から先に塗らないとこの後の工程が難しくなることに気がついたので…。
このようにわりと行き当たりばったりで塗装してます👻

デカールにはマークソフターが良いと思う

隼一型の計器類はデカールで再現します。

まず同様にサーフェイサーEVOブラックを吹きました。

パーツとデカールのサイズが微妙に合いません( -_-)

デカールを切手貼りスポンジの上に置いて水分を含ませます。
同様のスポンジを以前ペンサンダーの汚れ落としで紹介しましたが、今回デカール用に新しいのを買い足しました。とても便利です🐬

ハセガワのデカールを貼るのが初めてだったので、まずはこの計器で特性を掴もうとテストしてみました。

私の感想としては

マークセッターよりもマークソフターの方がこのデカールには合っている

印象です。

マークセッターだとなんかうまく行きませんでした。
塗っても塗らんでもあまり変わらないような…。

こちらのマークソフターだといい感じにデカールが馴染んでくれました。

セッターの方にも軟化剤は多少入っていると思うんですが、
どちらかというとソフターの方がいい感触です。

今後この隼一型 エンマ機のデカール貼りはソフターメインで行きたいと思います。

ただし、この計器類についてはデカールで済ませるつもりなら、計器パーツの細かな凹凸は全部ヤスリで削って正面したほうがいいと思います( -_-)

でこぼこのある上からデカールを貼るよりは仕上がりがきれいになると思います。

隼 一型 エンマ機のコクピット色を考える

コクピット色は説明書によるとクレオスのコクピット色(中島系)となっています。

ただ私、コトブキ飛行隊のアニメを見ていて
これはあまりにも違うんじゃないかなぁという印象( -_-)

アニメでは風防のフレームの色と内部の色がほぼ同じ感じで
わりと濃いめのグリーンで描かれてます。

荒野のコトブキ飛行隊 第3話「ラハマの長い日」でラハマにてエリート興業とコトブキ飛行隊が戦闘するシーンが一番エンマ機のコクピット内部が映ると思うんですが、それを見直してチェックした所やはりそこそこ濃い目のグリーンです。

かといってコトブキグリーンぐらいまで濃いかというとそれもまたちょと違う印象…。

なのでアニメの戦闘シーンを何度も見返しながら調色しました。

これを1:1の3倍希釈で混ぜています。希釈はガイアのブラシマスターです。

ガイアの暗緑色を使わないでコトブキグリーンをなぜ使わないのか?については、「暗緑色全然使って無くてもったいなかったから。」が理由です。

どうせこのあとコトブキグリーンの封は開ける時が来るのになぜかケチってしまうという(^_^;)

ということで塗ってみました。

もうちょっと明るめの緑っぽい気もするんだけど、
コトブキ飛行隊 4話 「エリート砦」でエリート興業の本拠地に乗り込む話の冒頭に
キリエ機の内装が映るシーンではわりと暗めだったので、まあこれで良いかなと。
あと、組んだらどうせ殆ど見えませんしね(*ノω・*)

コクピットは最終的にこうなっています。
背もたれについては3話のラハマでの空中戦でキリエ、エンマ、チカの機体とも白であることを確認したので白で塗りました(説明書はコクピットの他の箇所と同じ色)。

ただし背もたれの後ろ側はよく考えると4話の冒頭でキリエがパンケーキソングを歌うところでフレームと同じ色だった気もするのでグリーンのままで良かったかもしれません😥

なお、細かいことなんだけど、この背もたれプラモでは背中と触れる面がへっこんでるんだけど、アニメではクッション性のあるような感じでモコッと出っ張ってるんですよね。

背もたれに剥離剤塗ってパテ盛り→取り出し→表裏ひっくり返して貼り合わせで再現しようかとも思いましたが、このコクピットって完成後はほとんど見えなくなるので、もうやめておきました。

コクピットを組み立てる時は今回もロックタイトの強力瞬間接着剤 ピンポインター ゼリー状が大活躍でした。

極微量を本当に「ピンポイント」で出せるので細かい作業の時に助かります。

その他のパーツはこんな感じです。

胴体の内側も調色したグリーンで塗っておきました。

グリーンの上からマスキングゾルが塗ってあります。

おわりに

今回の作業まとめ

ということで、2019年の隼一型 エンマ機の制作はここまで。
とにかく12月は雨ばっかりで全然塗装が進まず…☔

上で紹介した小さなパーツでメタリック塗装のものを一部試しに、

ラピッド薄め液1:ガイアカラー薄め液1の割合で3倍希釈

にして吹いてみたんですが、案の定見事に白かぶりしました👻
たぶんカブるだろうな~と思って吹いたらものの見事にそのとおりになるという…。
もちろんガイアとクレオスの薄め液を混ぜてるのもあまり良くない&私の塗装技術もそんなに良いとも思えないので、一概に必ずカブるとは言えません。

ただ、その後すぐコクピット色の調色グリーンを塗るパーツの全てに対して
こちらはガイア ブラシマスターで3倍希釈にして吹いたんですが、
こちらは一つも白かぶりしませんでした。

私はどうもメタリックに速乾系の薄め液はダメっぽいですね( ´Д`)

2019年まとめ

今年はこのサイトをスタートさせてM9 ガーンズバック マオ機とVF-1 ガウォークの作成を進めてきました。

途中で体調が悪くなって一時期プラモどころじゃなくなりましたが、
今は落ち着いているので、来年はもう少し色々作る&サイトの更新ももっとやっていきたいです。

それから、かなりの人数の方に当サイトのアフィリエイトリンクから色々と買っていただいてありがとうございました。
この場で改めてお礼申し上げます。

私は、頂いた分はこのサイトでの制作などに反映させることで、情報として見ている方にお返ししたいと考えてます。
頂いた分で何か仕入れる→それを皆さんに紹介するという形で還元していけたらいいなと考えてます。

こう書くといやらしいんだけど(^_^;)、
もし気が向いたら今後とも宜しくお願いいたしますm(_ _)m

それでは良いお年をお迎えください。
2020年もよろしくおねがいいたします。

…年末年始であまり制作時間がとれないと思うので、来週サイトを更新できるかは未定です😥

タイトルとURLをコピーしました