MG ガンダム Ez-8を作る 3 腕とシールドを磁力接続に改造

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製作記

バンダイのガンプラ MG ガンダム Ez-8を作っていきます( ‘ω’ )و

作るプラモデルはこちら

今回の作業内容は

  • 腕とシールドの接続を磁石式に変更
  • オススメの磁石(しかも安い)について

です。

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完成時に腕のポリキャップが丸見えになるのを解消したい

前説

MG ガンダム Ez-8は、わりとおおぶりなシールドを装備しています。
ミリタリー的な雰囲気でカッコいいですよね。

さて、このシールドですが、腕(前腕)に埋め込んだポリキャップの穴と
シールド側にあるプラの差し込み軸とを使って接続・保持する仕組みになっています。

また08小隊のアニメやガンプラの箱絵等を見ると通常ではEz-8の左腕にシールドを装備しますが、このプラモデルは右腕部分にもシールド差し込みのポリキャップを埋め込む作りになっています。
そちらは普段何も装備しないので受け軸がもろに丸見えになってしまい
このままだとどちらか片腕はポリキャップが常に見えている状態になりちょっとかっこ悪い。

更に、例えば輝き撃ち(08小隊のOPで陸戦型ガンダムがやってる例の誤解→後に公式でも認められる扱いになったアレ)をしたいな~と思った場合、左手のシールドも外すことになるので、せっかくの輝き撃ち再現シーンも両腕ポリキャップ丸見え状態でいまいち締まりのない雰囲気になりがちです(´・ω・`)

そこで悩んだ末、腕とシールドに磁石を埋め込んで磁力による接続方式に変更することにしました。

なお私、この手の磁石接続の改造をやったことがなく今回が始めての試み😥
Ez-8のシールド側接続ピンはパーツ一体化なのでそれを全部切り飛ばせば、失敗したらもう取り返しがつきません。
改造するかどうか決断まで散々悩みましたが、とにかくチャレンジしない事にはプラモ作りの上達もないのでとりあえずやってみることにしました。
ダメだったらバンダイにパーツ請求すればなんとかなりますしね( ‘ω’ )و

磁石を用意する

Ez-8のシールドは大きい&重たいため、磁石には磁力の強いネオジム磁石を使います。

ハイキューパーツからもネオジム磁石が丸型や角型でサイズ違いなど色々と発売されていますが、何分高価…😥

ネオジム磁石丸形 2-1 (MGN2010)
ハイキューパーツ(HiQparts)
ネオジム磁石角形 4-2-1 (MGNSQ421)
ハイキューパーツ(HiQparts)

また磁石のサイズに応じてどのぐらいの磁力があるのかも実際に買ってみないことには分からず、
田舎に住んでいてネット通販頼りの私には送料・そして安全策で複数サイズの磁石を購入…となるとかなりのコストになってしまいます😥

なのでまずは100円ショップ(ダイソー)に威力偵察(物資購入)に赴くことにしました。

ダイソーにはネオジム磁石のみが単独で売られています(文具コーナーにあると思います)。
ただこの単独のネオジム磁石は直径が大きくてガンプラに埋め込むにはやや不向きです。

そこで同じ文具コーナーにあったこちらを御覧ください。

これはネオジム磁石が埋め込んであるプラスチックのピン製品名は「強力マグネット」とのこと。
メモ書きなどを冷蔵庫とかに貼る際に便利そうですね📝

このピンに埋め込んであるネオジム磁石は直径&厚みともにダイソーで売られている単独のネオジム磁石より一回り小さくなっています。
(ピンから取り外し作業後計ったところ直径が約5mm、厚さは約3mmでした。)
実際店頭で見比べてもこちらのピンの磁石の方が小さかったので
ピンからネオジム磁石を取り出して使うことにしました。

磁石を取り出すにはピンのプラスチック部分をリューターで削っていきます。
私は手持ちにRYOBIのリューターがありましたのでそれを使いました。

※ニッパー等で破壊してもいいと思いますが、このピンのプラスチックはかなり固い&曲面だらけで刃も滑りやすいのでケガ等には十分にお気をつけください😥

家にあったのがもう何年も前の製品なので現行品とは異なりますが、
このシリーズと同じ系統のものだと思います。

ダイヤル式の速度調整機能が本体に付いているのが特徴です。

なお「ルータ」ってなってますがルータ(ルーター)とリューターって工具としての意味が全く違いますよね。
しかも公式の名称がルーターになっていってこれってどうなん?とは思うところ…😥

このRYOBIのリューターは実際使ってみるとかなり大きくて重いのでガンプラの加工にはちょっと不向きかなぁという印象を持ちました。
パワーを生かして木工や貝殻の細工などでは威力を発揮してくれるのでそういう用途にはとても良い商品です。

当サイトでもおなじみペンサンダーのプロクソンからもホビー用途のミニリューターが出ていて
私がホームセンターで見たところ、あちらはやや小ぶりな印象でした。

これからガンプラ用にリューター(ルーター(ルータ))を買おうかなぁと言う方はやや小さいタイプのほうが取り回ししやすいかと思います。
逆にガンプラだけじゃなくて様々な幅広いシーンで活用したい!という方はこのRYOBIのリューターはパワーもあって便利だと思います。

私は手持ちで(安く)済ませたいのでRYOBIのリューターで作業を進めました。

で、この時ケガの次に一番注意しないといけないのが、

リューターの回転数が高すぎるとプラスチックが熱で溶けて水飴状になりリュータービットに固着して使い物にならなくなる

という点。今回の作業で体験ずみです…( -_-)

プラが付着したビットはライター等で炙って固着したプラスチックを溶かせば
また使えるようになりますが、ススが付いて真っ黒けになりますし、何より火を使うので危ないですよね。できればそんなリスクある事はしたくないわけで😥

ただ困ったことにRYOBIのリューターはパワーがありすぎて回転数を最低に落としてもなお高速回転。ダイソー磁石ピンのプラスチックが溶けてしまいます。

そこでこれまた当サイトでおなじみのgoot はんだごて コントローラーを使います。

※一応、この製品の正式な使い方はあくまでもはんだごての温度調整用途。
機器の速度コントローラーとして使うことは本来の用途ではないので自己責任でお願いします。

こちらのコントローラーををRYOBIリューターに接続。
そしてリューターの回転数は最低の1に設定、速度コントローラーはMAXにします。
どういう原理かは知りませんがgoot コントローラーはMAXにしてもなんらかの抵抗がかかるのかリューターの1あるパワーが1で素通りにならず、微妙に出力を下げてくれました。

このセッティングでリュータービットを回転させたところプラスチックピンを溶かすこと無く削り作業がスムーズに進みました。

ネオジム磁石は、Ez-8の両腕(一応重量バランスとか後でなんか使えるかも?と考えて右手にも埋めることにした)、そしてシールドに埋め込むため計3個用意しました。

念の為磁石の埋め込み作業に入る前に、磁石をシールド側と腕側に1個ずつマスキングテープで貼り付けて両者をくっつければ、ちゃんとシールドの位置を固定保持できるだけの磁力がある事を確認し、以下の穴開け加工に進みました。

腕に磁石を埋め込む箇所を作る

ガンプラ側の作業に移ります。

MG ガンダム Ez-8を素組した際、腕に埋め込んだシールド保持用のポリキャップを取り外します。

注意:
シールド保持用のポリキャップは一度埋め込むとスムーズに取り出すことが難しいくらいキツキツです。
隙間からデザインナイフの刃をねじ込んで引き出す的なことも出来ないような構成になっているので、埋めてあるポリキャップを取り出す時にポリキャップ自体にそれなりのダメージが及ぶと思います。
取り出し作業をする際はポリキャップはもう使えなくなるものと考えておいたほうがいいです。

ポリキャップを取り出したらEz-8の前腕部分、ポリキャップが入っていた所の周囲を削ります。
今回のダイソーのピン磁石は丸型なので丸く削ります。
本来のポリキャップの底を受けるための嵩上げした突起がパーツの内部にあると思いますが、その手前ぐらいの深さまで掘れば磁石はピタリと埋まります。

私はここもRYOBIリューターで作業しました。

リュータービットを⬆の画像のような円柱形のものにすれば側面はもちろん、先端を使って底を平らに削れました。

リューターが無いとヤスリやデザインナイフで地道に削るしか無いのですが、便利な器具のおかげで短時間で作業が終わりました( •ܫ•)

磁石を埋め込む分のスペースを作ったら腕の作業は終了です(まだ接着はしない)。

シールドの接続パーツに磁石を埋める

本来、Ez-8のシールドと腕を接続しているのは、丸いなんだか良くわからないパーツです。
付属のピンを切り飛ばします。

もう引き返せない…(けど一応引き返せる可能性を未練がましく残してキレイにのこぎりでカットの図)

次に中央と思われるところに目打ちやケガキニードル(私は普段WAVEのカービングニードルを使ってます)などで点を打ちドリルで削っていきます。
この時パーツをドリルで貫通させないように注意してください。

※使うネオジム磁石の厚みによっては埋めきれない場合もあると思います。
作業に入る前に磁石の厚さとパーツの厚さをよく確認し、更に磁石を埋めたあと上からパテ盛りして固めた時にキレイに整面できるかまでをよく検討してから作業に進みましょう。

このシールド接続パーツは中が中空になっています。
ある程度まで掘り進んだらリューターなどを使って少しずつ慎重に穴を調整していきます。

磁石分の厚み、更に上に接着剤とパテを盛って整面できる分まで掘ったらネオジム磁石を埋めます。

ネオジム磁石の底面にゼリータイプの瞬間接着剤を塗り、掘った穴の底面に接着します。
更に上から瞬間接着剤+ベビーパウダーを混ぜたいつものパテを塗って磁石をガチガチに固めます。


ベビーパウダーパテは硬化後固くなるのでこういう時の保持に便利です🐣

やや円の中心からズレていますが機能的に特に問題なしでした

パテ硬化後にヤスリで削って整面できたら完成となります。

おわりに:作業完了後の様子

作業完了後、Ez-8の腕にシールドを磁力で保持することができるようになりました。

宙吊りにしても大丈夫

腕に埋めた磁石→腕の装甲分→シールド保持部のパテ盛り分→シールドの磁石とそこそこ途中に距離があるものの、問題なく保持できています。
また強すぎて剥がせないというようなこともないため、これなら塗装後の塗膜はがれも大丈夫かと思われます(実際は塗ってみないとわからんですけど)。

MG Ez-8の場合、腕側の磁石はパテで埋める必要は無いかなと思います。
前腕装甲パーツの元々空いていた場所にはなんかプラ板でも貼って、
ディテールアップのモールドでも作っておけばいいんじゃないでしょうか。

もし、最終的に腕側もパテ等で完全に埋め込みたい場合は、
作業中に⬆の画像のようにマスキングテープ等でネオジム磁石を保持しながら
磁石のN極S極を入念にチェックすることをお忘れなく…。
極が反発し合う状態で埋め込むと大変なことになりますので…。

今回の作業は以上です。

MG ガンダム Ez-8のシールドを磁力保持にする改造は、
やってみればそこそこお手軽で効果の高いものだと感じました。
リューターがないとちょっと削るのが大変だけど、
デザインナイフやヤスリ、あるいは彫刻刀などで地道に削っていけば完成にたどり着ける作業だと思います。

次回こそ腕部分のスジ彫りをメインにした紹介の予定です。
それでは👻

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