バンダイのガンプラ HGUC グスタフ・カール を作っていきます。
今回の作業は
- 足の制作続き
です。
今回の作業で脚部の膝から下がだいたい完成しました。
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足の後ろの謎パーツにスラスターをつける
バンダイのガンプラ、HGUCグスタフ・カールの足のふくらはぎ?的な場所には上下にスライドできるパーツがあります。
プラモデルが完成した後、膝を折り曲げてポーズを取らせる時に動きに干渉しないためのスライド機構の一環です。
で、このパーツなんですが、これがいったいどういう意味のMSの部品なのか私にはよくわからず…😥
元から大きな✕の意匠が入っていて装甲みたいにも見えますが…。
設定資料集みたいなのでもあれば分かるんでしょうけど、
とりあえず今回はスラスターと燃料が入っているーというふうに解釈、
大型スラスター的なのを作ってみました。
タミヤの三角プラ棒2mmを等幅で切り出します。
そして二等辺三角形の等辺になっている片側を底面として貼り付け、
外枠を同じくタミヤのプラ角棒2mmで作りました。
ハイグレードにしてはディテールが大きい気もしますが
元々グスタフ・カール自体が大きなプラモデルなので
そこまで違和感も無いかなぁと思ってこのサイズにしました。
またこのスライドパーツ全体とスラスターが自然に馴染むよう
スライド底部にもプラを貼り付け。
ここはプラ角棒と丸棒を加工して謎の意匠を追加してあります。
ここは塗装で塗り分けようと思います。
膝下側面にスジボリ+プラパーツ貼り
側面に謎のプラ棒パーツを貼り付ける
前回#9で
足についてはなるべく盛り付けずに
スジボリメインで行きたいと思っております。
と書いたな、アレは嘘だ👻
ってな感じで、結局外側の側面にプラ棒を貼り付けました(^_^;)
そもそもHGUCグスタフ・カールの膝付近の外側には
謎の6角形出っ張りパーツ(⬆の画像にも写ってます)があるので、
まあこれ以下の嵩だったら少しぐらい貼ってもエエやろという感じです…(^_^;)
ネットの作例などでよく見かける
こういった「棒状の角落としディテール」の作り方ですが、
私の手順としては…
- タミヤのプラ角棒2mmを切り出します
- 両端の角を落とすようにヤスリがけで加工します(フリーハンドで)
- 鉛筆で印を付けておいて、のこぎりで適度な箇所に切れ込みを入れます
- ヤスリで切れ込みを整えます
という流れで作りました。
そして側面に貼ってるのは厚さ0.3mmのプラ板を
2mm幅で切り出して、ドリルで穴あけしたものです。
穴あけ位置はマスメツール的な「方眼で定位置を取れるもの」を使って場所を決めてます。
※私はマスメツールも持ってますが、こういう「そこそこの精度でいいやつ」
はA4の透明のシール用紙にインクジェットプリンターで方眼を印刷したものを作ってそれを貼って使ってます(マスメツール高いし(´・ω・`))。
周辺のスジボリはIdoraエッチングガイドを使いました。
基本的にスジボリのほとんどは0.15mmのタガネを使ってます。
ジグテンプレートとスプリングコンパスを使ったスジボリ
膝下の内側にもスジボリです。
台形型の繰り返しスジボリにはハイキューパーツのスジボリガイドテープ(ジグ)を使いました。
スジボリを単独で入れた後、
等幅であったり別のパーツの同じ位置に再度ポイントする場合は
こういったディバイダー(スプリングコンパスとも言う)という道具を使います。
私が使ってるのはドラパスのスプリングコンパス(中型)です。
Amazonの履歴をみたらちょうど5年前に買ってました。
ちなみに買って1年でスプリング部分のコーティングが剥がれて錆びてきましたが問題なく使えます(´・ω・`)
このドラパスのスプリングコンパスのいい点は、
針の飛び出し長さを左右で微調整できる点。
プラモパーツ等で段差があるので微調整したいなぁという時に活躍してくれます。
一方、弱点としては両方とも針の長さがネジ止めできるものの「ぐっ!っ」と押し込んで点打ちする際に、あまりにも力が大きいと針がズレることがある点。
とはいえそんな無理な力で押し付けることは殆どないとは思いますが…。
このスプリングコンパスはスジボリ位置の写しを取る時にまず必須のアイテムだと思います。
これがあるとないとじゃやれることの幅が全く違います。
また特定の辺に対して平行線をケガいて次のスジボリ位置を決めるのにも大活躍です。
ちょっと値段はしますが、長く使えるので買っておいて損はないかと思います。
ちなみに「ガンプラ ディバイダー」でGoogle検索するとガンダムXの武器について検索結果が出てくるのでなかなか情報にたどり着けないんですよね~(´・ω・`)
「スプリングコンパス」でググってくださいませ。
サイドを彫り込んでプラ棒を埋める
ジグガイドでスジボリした上の方に溝をつくってWAVEの1mmプラ半丸棒を埋め込んでます。
埋める前の状態はこんな感じ。
溝はスジボリ用のガイドテープなどで位置を決めてまずは1mmのタガネで彫り込み。
掘る深さを一発で決めだすのは難しいので、少しずつ彫りながら現物合わせで進行🐧
それからこういう作業のときって、
1mmの丸棒を埋めるには溝幅は1mm幅では無理
なんですよねえ( ´Д`)
これはまだまだ初心者の頃は全く気がついておらず、実際にやってみて理解しました…😥
ですので、
- 埋め込みをするなら0.1~0.2mmほど大きいサイズで掘る
- 塗装後に埋めることを考えているなら、なおさら塗膜の厚み分を計算して余裕をもたせる
ことが必要になります💦
かつて、掘って塗装は別にしていざ最終的に埋めようとしたら塗膜厚みの事を何も考えて無くてダメだったことがあります(^_^;)
で、1mmよりも幅広に彫りたいのですが、
そうそう都合よく0.1mm刻みでタガネを何本も持ってるわけでも無いですし、
タガネをポンポン買ってたらお金がいくらあっても足りませんよね…💸
そこで、近いサイズで掘ったら、あとはフリーハンドでゆっくり溝を削って広げます。
私はタガネの手持ちは少ないのですが、
ゴッドハンドのスピンブレード
ファンテックの超硬スクレーパー
この2つを使って様々な微妙な削り出し調整の作業を行ってます。
結局別に買わんとイカンのかい!(しかもそこそこ高いっ)
って思うかもしれませんが
この2つは、あると便利なので買って損はないかと。
このスピンブレードですが、私は最近は本来の穴あけには使っておらず、
もっぱら削り出しのノミとして使ってます。
そして、G社の方には申し訳ないですが
もし丸穴彫り目的で購入するなら
このスピンブレードはやめておいたほうがいいと思います( -_-)
というのも、穴を開ける時の中央部分がこのスピンブレードでは決めにくく、回転時にブレが発生する&なまじ切れ味が良すぎるため穴が広がってしまい上手いこと掘るのが至難の業です😥
元からプラモに丸溝モールドが、たまたまスピンブレードと同じ径のものがあり、その底面をキレイに整えるという用途には向いているのですが
何もないまっ平らなところにキレイな丸を彫り込むのは難しい。
これはドリルでくり抜かずに留めておいて「同径のガイド」を予め用意してあげても難しいです。
なので結局私のスピンブレードはノミになってしまいました。
ですが、ノミとして見た場合、かなり切れ味が鋭いので活躍している―というのが今の状態です。
丸穴彫りを精度良く行うのであれば同じゴッドハンドのスピンモールドの方が適していると思います。
ただこれ、無茶苦茶高いので私は買ってません( -_-)
またこちらは中央に突起があるのでノミには使え無さそうで費用対効果もどうなの?とは思うところ…。
そもそもそんなに穴って掘らないし…。
一方ゴッドハンドには最初からノミ目的の平刀もあります。
(これも買ってないけど。)
これが一番掘るのには適してると思いますが、こちらはこちらでいざという時(?)底穴を整える目的には難しそう。あくまで平刀特化ですしね。
ということで普通のスピンブレードでもノミとして十分使えるので、
これらから何か買うとすれば
私はスピンブレードが一番いいかなぁと思います(この3セットでは一番安いし)。
それからスピンブレードは割とすぐサビます(›´ω`‹ )
もうちょっとサビない素材とかなんとかならんのかしら?とは思いますが、
これは仕様とのことです(昔G社のサイトだったかSNSだったかで若干キレ気味にその説明が書いてあるのを見ました。)。
ただ、錆びても切れ味に鈍りとかは感じないので
見た目以外に特に不満などなく使ってます。
HGUC グスタフ・カール 膝下の全体像
こんな感じになりました。
正面はもっとスジボリや盛り付けなども考えたのですが、
とりあえずサイドから繋がるラインを掘っただけで留めました(一応、万が一の作業継続用にガイドラインだけは薄く引いて残してます)。
他にもまだ彫れるところはあるけど、とりあえずこれで一旦完成にします。
後は最終的にサフを吹いて組み上がった全体を見て
スジボリとかプラ板貼りを追加するかもしれません🐬
おわりに
ということで今回はここまで。
後は膝の接続部分と太もも部分の作業を行えば足は完成ですね( ‘ω’ )و
それが済んだらいよいよ胴体に手を入れようと思いますが、
HGUCグスタフ・カールって腰の後ろ側が割とどういう方向性にでも加工できるくらい面が大きいのでここがまた産みの苦しみになりそうです…(^_^;)
それでは👻