先週から体調がまだ良くなっておらず…😥
HGUC グスタフ・カールの制作が全く進んでいないので、
予定を変更して買ったアイテムのレビューをしますm(_ _)m
今回取り上げるのは
ゴッドハンド ミニFFボード ステンレス
フレックスクロス布やすりセット
です。
フレックスクロスはゴッドハンドの神ヤス!の表面と同じ素材とのことで、耐久性に期待が高まります。
[Disclosure:記事内画像・テキストにアフィリエイトリンクを含みます。詳しくはサイトポリシーをお読みください]
まずリタックスティックの話から
リタックスティックは素晴らしいアイテム
私は長い間プラモデルの表面処理には
ハイキューパーツのリタックスティック
を使ってきました(ハーフ型を使用)。
リタックスティックはとても優れたアイテムで、
粘着性のあるテープ面に市販の紙やすりを貼り付けて使います。
この粘着面は水につけると粘度(くっつき力)が復活するという優れものです。
私は購入して何年も使ってますが
いまだに買った時の粘着テープをそのまま貼って使っているほど耐久性も高いです。
またリタックスティックの側面には
貼るやすりの番手を見分けるためのシール
も付属していて、とても使いやすい工夫もなされています。
ネット上で
「リタックスティックはカチッとした面出しに向いていない」
という意見をたま~に目にするのですが、
私が実際長年使ってきた経験ではちゃんとカチッとキレイな面出しができます。
リタックスティックの弱点
ただリタックスティックにも弱点があります。
それは
水研ぎができない
事😥
水で表面の粘着力が復活する仕組みなので、
水をつけながらヤスリがけを行う水研ぎだと
本体の粘着部分にダメージが出てしまう&粘着部分に水研ぎのヤスリカスが付着して汚れる→ヤスリが剥がれやすくなってしまいます😥
ところで、プラモデルを作る方なら一度じっくりと
水をつけない空研ぎでヤスリがけした時の削り粉の飛び散り方を見てほしいのですが、
けっこう空気中に高くプラ粉が舞いますよね…
私は元々呼吸器があまり強くなく、
用心のためにちゃんとマスクをしながらヤスリがけをしているのですが
それでもどうしてもプラ粉が舞ってしまい、
少なからず吸い込んでしまいゲホゲホとなってしまいます( -_-)
ましてや最近は新型コロナウイルスで
肺の健康にはとにかく細心の注意が必要とされる状況。
そうでなくてもプラスチックの粉塵を吸うことがどう考えても体にいいとは思えません。
そこで今後は粉塵がなるべく舞わない水研ぎに切り替えたいなぁ…と考えました。
という事で
- 水研ぎができて
- 面出しにも優れている
- 長期的に見てコストパフォーマンスに優れている
という視点から
ゴッドハンドの ミニFFボードステンレスとフレックスクロスを選んでみました。
ゴッドハンド ミニFFボードステンレスにフレックスクロスを貼って使う
ミニFFボードステンレスとフレックスクロスの紹介
ゴッドハンドのミニFFボードステンレスはこちらです。
私が購入したのは幅10mmのもの。
6mmのものも売っていますが、あまり細すぎると
面出しでヤスッた時にブレが起きやすいかも?
と思ってまずは10mmを買ってみました。
結局この後近い将来6mmも買う未来が見えそうだけど( ´Д`)
このミニFFボードステンレス、Amazonの評価を見ると「たわんでいた」という不穏当なレビューがありました。
それを見た上で、私は実店舗で商品を注意深く観察して買ったのですが
パッケージは透明だけど2重になっているため中身が見づらく
実際に手にとっても、たわみを確認するのはほぼ無理
と感じました😥
なので実店舗もAmazonも購入リスクは同じと思います。
まあとりあえずAmazonで買っても、最初からたわんでたら
初期不良で返品できそうな気もしますが…。
さて、このミニFFボードステンレスの最大の問題点は
とにかく価格が高い
点だと思います( -_-)
正直、このただの小さな鉄板の切れ端4つに2,000円!?って思います😥
ゴッドハンドは確かに商品の品質はそれなりに良いものがあるとは思います。
あるとは思うんだけど、それにしてもはっきり言ってどれも高いと私は思います。
ただこれは別にゴッドハンドに限らず、
ガンプラ(プラモデル)をとりまくサードパーティーメーカーの一部はヴェブレン効果をあまりにも追求しすぎ
と私は思うんですよねー😥
余所もやってるからうちもやって良いだろってことにはならんと思うけど。
ゴッドハンドにしろ、スジボリ堂にしろ、ハイキューパーツ(の一部)にしろ、
とにかくどう考えてもボリすぎ高いです。
このアイテムにその価格が適正なの?本気でそう思うの?という商品がちらほらありますよね…。
「文句があるなら買うな」と言われればそれまでなんだけど…(´・ω・`)
※あくまでも私個人の率直な感想です。関係者の方はスミマセンm(_ _)m
とまあミニFFボードステンレスの2,000円という価格設定に疑問をいだきつつ、
布ヤスリのフレックスクロスも買ってみました💸💸💸
こちらのフレックスクロスは
ゴッドハンドの神ヤスのスポンジ表面に貼ってあるのと同じ素材ということです。
とはいえフレックスクロス自体はコバックスの商品なので
コバックスのものを買ったほうが、最終的には
コストパフォーマンスに優れるかもしれません。
あるいはこの後、画像で出てくるんですが
フレックスクロスの裏面には
EAGLE BRANDとも書いてあるので、
こちらのイーグルのフレックスクロスでも
いいのかもしれません(完全同一かは分かりません)。
今回はまずお試しということで、面積は小さいけどヤスリ番手が複数入った
ゴッドハンドのものを買ってみました。
ミニFFボードステンレスとフレックスクロスを使った感想
ミニFFボードステンレスにフレックスクロスを貼るには別途両面テープが必要です。
ゴッドハンドが推奨するのはこちら⬇の両面テープです。
どうやらフィルムタイプであることがウリのようですね。
私の行ったホームセンターにもFFボードの横にしっかり置いてありました。
た、高すぎる…😥
さすがに両面テープにに880円?????( ゚Д゚)ハァ?この上まだボる気なんか?って思ったので買いませんでした。
ゴッドハンドのサイトには専用品で良い!と書いてはあるんですが、
本当に高額分の価値があるのか私には今ひとつピンと来ませんでした。
ダイソーにもフィルムタイプの両面テープは売ってます。
ゴッドハンドの専用両面テープだと謎のサイコフィールドで高パフォーマンスを発揮できるのかもしれませんが、そこまで付き合いきれないので私はダイソーので行きます👻
まず、ミニFFボードステンレスに両面テープを貼り、
それをフレックスクロスの上に起き貼り付け、
FFボードの側面にカッターナイフの刃を添わせてカットしてみました。
結論から言うとこの方法はあまり良くないと思います。
というのも心理的にFFボードをカッターで傷つけないように…と力が弱まってクロスをバッサリとカットできない→ほつれが発生する→クロスがガタガタと悪循環になります。
ですので、
先にT定規等で10mm幅でクロスをカットしてそれを後からFFボードに貼り付ける
方が良いと思いました。
この辺は慣れかもしれませんけども🐣
さて、実際にヤスリがけ(水研ぎ)で使ってみた感想は
思ったよりも耐久性がない
ですねこれは(´・ω・`)ショボーン
神ヤス+ペンサンダーの時に極小面積でグスタフ・カール全体をヤスリがけできた
ので、
このFFボード+フレックスクロスも
相当なコストパフォーマンスに優れるのだろうと思っていました。
これはHGUC グスタフ・カールの足首から下部分(後日製作記をUP予定)に
工作を施した後、サーフェイサーを吹き、
その一部をヤスリがけした後の状態のものです。
HGUCの足首から下というのはそんなに大きなパーツではないですよね。
ましてやその一部に使っただけです。
キメの細かいサフを吹いているので、確かに目詰まりはしやすかろうとは思います。
ただそれにしても、このくらいの耐久度しかありません…。
そしてスティック状ヤスリで「いちばんおいしい」端の部分が
いとも簡単に、早々にクロスのほつれ・崩壊が発生してしまいます。
上の画像で端の短辺方向はカッターで切っていないので、
製品の素のキレイな状態からのスタートだったのですがそれでもあっさりと崩壊( -_-)
これは1つは、水研ぎすることでいくらフィルムタイプとはいえ、両面テープにダメージが出る→フレックスクロスが浮く・ズレる→クロスへの負荷が変な方向でかかる→クロスへのダメージになりほつれ/崩壊へ
となるような印象を受けました。
水研ぎでどうもヤスる動作に両面テープが耐えられなくなるのが早まる気が…( -_-)
目詰まりについてはメラミンスポンジ等でこすればしっかり取れてくれますが、
こちらも神ヤス!に比べればかなり早く詰まってしまい除去できない印象を受けました。
ですので端の方については私が考えていたよりもはるかに限界が早い
というのが正直なところです。
ヤスリ端が一番面出しで使うんですけどねえ(´・ω・`)
ただし一方で、
端ではない部分、クロスが崩壊していない部分の耐久性はまずまず高い
です。
これはクロスのほつれが発生していないので
布ヤスリとしての耐久性能が十分に発揮され、
スポンジ等でこすれば目詰まりが簡単に復活してくれるためだと思います。
ただ、いくら端以外は耐久性が高いと言っても、
ミニFFボードの中央付近ともなると取り回しの面から純粋に使いにくいので、
FFボードの長さを3等分し
あまり使わない中央分は最初からフレックスクロスを貼らない
のもアリかもしれません。
これだと結局カット面が増えてしまうので
カットしたヤスリ端から崩壊の速度は上がると思われますが、
使わない中央部分にクロスを貼っててももったいないので
最終的には無駄の排除になり、
トータルでクロスの無駄な消費を抑えることが出来ると思います。
まとめ
ゴッドハンドのミニFFボード ステンレスに
フレックスクロス布ヤスリを貼って使った感想をまとめます。
今後FFボードステンレス+フレックスクロスの使用に慣れてくるとまた印象が変わってくる可能性はあります。
今回試したミニFFボードステンレス+フレックスクロス布ヤスリ以外の組み合わせだと、それぞれの製品に対する結果・印象がまた変わってくるかもしれません(今後要検討)。
感想
- 思ったほどの耐久性ではなかった
- 神ヤス!ほどの耐久性を期待して買うとコストパフォーマンスが悪い
- ただしほつれが発生しなければそこそこ耐久性はある
- 水研ぎは出来るが耐久度が落ちるのが早まる気がする(あくまで主観)
- FFボードが固すぎるのも端部分の早期崩壊に繋がっているのでは?(主観)
- となると、固すぎないアクリル素材のFFボードの方が良いのかもしれない(想像)
という感じです。
こうしてみるとフレックスクロス布ヤスリに対する評価がいまいちという感じですね😥
一方で、FFボードステンレス単独で考えると、
硬さが十分にあり、しなりも発生しないので、
たしかに面出しには向いていると思います。
水研ぎも出来るのでこれにホームセンターで売ってる
耐水サンドペーパーなどを貼ってガシガシ貼り替え、
使い捨て感覚で使うのもありかもしれません。
が、ステンレスの板切れに2,000円というのはやはり高すぎますので、
そこはかなり微妙という評価です。
という感じで両者ともいい面はあるんだけど、
なんとなくイマイチという感想となりました。
私の期待が大きすぎたのかもしれませんが(´・_・`)
水研ぎとダイソー両面テープの相性が気にはなりますが、
今後も高額すぎるゴッドハンド純正の両面テープを買うつもりは無いので、
それを使った場合の使用感はレポートできません。
ご了承くださいm(_ _)m
FFボード最高!フレックスクロスは耐久性抜群!ゴッドハンドは神!!( ‘ω’ )و
とでも書けばアフィリエイトリンクからバシバシ売れるのかもしれません。
でも私はそういうのは良くない事だと思いますし、
ダメなところはダメと書くのがこのサイトのコンセプトなので、
今回もいつもどおり正直なレビュー/気持ちを書きましたm(_ _)m
繰り返しになりますが、私の機材に関する習熟度の問題も大きいと思います。
もう少ししばらく使い込んでみて、
改めてどう感じたかをそのうちレポートしてみたいと思います。
この記事を読んだ方が何かの参考になれば幸いです。
こっちの方にしとけば良かったかも。
実際に使ってないのでなんとも言えませんが…。