バンダイのプラモデル
装甲騎兵ボトムズ 1/20 B・ATM-03 ファッティー地上用
を作っていきます。
作るプラモデルはこちら。
装甲騎兵ボトムズ 1/20 B・ATM-03 ファッティー地上用
今回は脚部(両足)の作成です。
いやはやこのファッティーの足なのですが、
問題点だらけで非常に作りにくいというのが私の正直な感想です😥
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もう少し足関節の構造はなんとかならなかったのだろうか
まず最初に急に忙しくなった&今回取り上げる足の素組みが非常に厄介で苦労する→モチベーションが下がってしまい更新が空いてしまいました。スミマセン😥
でこのファッティーの脚の作りにくさですが、
私も幼稚園に入る前からもう何十年と長い間プラモデルを作っていますが、
ただ素組みで脚を作るだけなのにここまで厄介に感じたプラモデルは初めてでした。
ということでこれからバンダイ ファッティーを作る方が
まず確実に苦労するであろうと思われる箇所を中心に足の作成について書いてみます。
まず上の画像にあります、11[脚部の組み立て01]。
これが今回の一番の難点です。
H15のパーツをH16と17でサンドイッチし、H18に差し込む「2」の工程。
これがあまりにも硬すぎて指だけで押し込むのがほぼ不可能になっています。
このH15パーツはかなり特殊な構造になっていて、先端に突起が設けられ、かつ軸全体にスリットが入ることで広めに作られた部分をH18の穴に差し込み、差し込みきると先端が穴の先から広がって出てくることでロックされるという仕組みになっています。
が異様に硬いです。
誇張ではなく子供や女性はまずこれを作るのは不可能でしょう。
私はハンマーで叩いて無理やり途中まで進め、最終的に布で両方のパーツを掴んで無理やり回転させてねじ込みました。
それでもなおかなり時間がかかって指先が痛くてなんどか休憩しないと組み立てるのが無理という感じでした。
(そこまでやってもこの段階では完全にははめきれないので、最終的に脚の他の部分を組み付け、他のパーツが付いた状態で力をかけて無理やり動かしてはめました)
これ、バンダイの人は本当に組み立てのテストをしたんだろうか?というのが私の正直な気持ちです。
それと、苦労して作ったこの関節構造ですが、最終的に足として組み立てた時に思いの外脆いです。
ちょっとひねっただけでプラの根本が白化してねじ切れそうになりました…。
おそらく硬すぎて変なところに力がかかるため逆に脆くなってるんだと思います。
さてこの関節部分ですが、私はこういった構造を初めて見ました。
ガンプラでも見たこと無いのですが、他のプラモからの流用なんでしょうか?
色々新しい機能・機構を取り入れるのは大切な事だろうとは思うのですが、
そもそもこの足関節ってこんなに複雑な構造にする必要あったのかなぁ…😥というのが正直なトコロ。
もっとシンプルで誰でも作りやすい設計にしてほしかったです。
アンダーゲートの位置と採用する場所が色々とおかしい
次にアンダーゲートについて。
このプラモデルはこれまで作った頭部~腕に関してもアンダーゲートはたくさんあり、その組み立て過程でも、これなんかおかしくない?と思うところは何箇所もありました。
が、この脚部では更にそう思う箇所が多かったのでこの項で触れたいと思います。
まずアンダーゲートとは、カット時にゲート跡が残らないように配慮されたパーツとランナーの接続構造になります。
アンダーゲートをニッパーでカットすることで見た目がきれいなプラモデルに仕上がるというバンダイの超技術です🙂
ということでアンダーゲートは基本的に良いもの…と私はこれまで思ってきたのですが、このファッティーに関してはアンダーゲートがついている場所が色々おかしくて処理に苦労する点が多いのと、こんなアンダーゲートなら無い方がマシという箇所があちこちにあります😥
こちらを御覧ください。
赤丸の部分がアンダーゲートです。
アンダーゲートとは言え、ゲートなのでニッパーでカットした後はヤスリがけできれいに整える作業が必要です。
で、上のパーツを組み立てたらこうなります( -_-)
アンダーゲートが併せ目のところにモロに来ているのでゲート跡の処理をすると併せ目が余計に目立つという最悪の構造になっています。
処理しなければ余計に盛り上がって隙間が開くわけで、処理してもしなくても悪目立ちする構造になっています。
ていうかなんで合わせ目の接合面にアンダーゲートを持ってくるのかがそもそも意味不明です。
しかもこの箇所、後ハメもできないので接着して合わせ目消しはできません。
冗談ではない!(シャア・アズナブル)
次の例です。
こちらは足関節の一部になります。丸で囲ったのがアンダーゲートです。
左パーツのアンダーゲートはとても狭いところに設けてあり、そもそもニッパーでカットするのがやや大変、更にここをヤスリがけするにはかなり小さなヤスリが必要となります。
中央パーツの上下のアンダーゲートはまだ良いのですが、中程の1段下がった場所かつ接続ピンの直ぐ側にあるアンダーゲートは簡単にはヤスリがけできません。
また右パーツのアンダーゲートも段差とゲートが近いのでここも簡単には作業できずです。
こんな感じで、やたらとピンに近いなど、作業性の極めて悪いところにアンダーゲートが設けてあることが多いです。
なぜもっと作業しやすいところに作らないのかと思います。
最後の極めつけがこれ。
こちらは脚下部の外装パーツです。
上・中のアンダーゲートはすでに処理済みです。
これらはいいんですが、下のアンダーゲートが大問題😥
そもそもこのアンダーゲートがある場所は曲面になっていてニッパーでカットがし辛い上にヤスリがけも極めてやりにくい。
更に周辺はシボ加工のディテールが入っています。
なのでヤスリがけするとシボ加工まで削ってしまう&そもそもゲート跡をいくらきれいにしても周辺と同じシボ加工にはならないという「なぜわざわざここをアンダーゲートにしようと思ったのか」という様な構造になっています。
こんなところにアンダーゲートを付けるぐらいなら普通のゲートでランナーと繋げてくれたほうがずっとマシなんですが…。
と、こんな感じでこのファッティーには却って処理しにくくなってる変な?アンダーゲートがいっぱいあります。
途中から、これわざと嫌がらせで付けてあるのか?と作りながらもはや疑心暗鬼です(笑)
このファッティーですが、これまで作っててよく思うのが、
これって本当にバンダイのプラモデルだよね?というくらい、作りにくい設計が多く感じます😥
脚部の完成
ということで苦労しましたが脚部が一応組み上がりました。
ローラーダッシュ用の車輪は、はめ込むと二度と取れないような感じでしたので仮組みでマスキングテープで止めてあります。
この脚部は内部フレームと外装フレームが後ハメで処理できない箇所があるため、塗装後に内部フレームを組み立てる途中で外装も付けていくという作業が必要になってきます。
なので塗装時に塗膜を必要以上に厚くすると組み立てに支障を来すかもしれませんので注意したいですね。
先に触れた合わせ目消しのできない外部装甲ですが、一応足首のフラップ?装甲?を上げなければ目立たないようにはなっています。
この目立つ合わせ目と隙間はこのまま行くか、段落ちモールド等にしてしまうかもうちょっと考えたいと思います。
今回は、なんか文句や不満ばかりになってしまいました。
「うるせぇ!文句ばっかり言ってないでそれをなんとかするのがモデラーだろうが!」
という意見もごもっともだと思います😅
でも最初から余計な作業の発生しない、作りやすい構造である事に越したことはありませんので、
今後バンダイがより良いプラモデルをリリースしてくれる事を願って色々書いてみました。
このファッティーに関してはアンダーゲートであるメリットが感じられず
むしろ却ってデメリットになってしまっている箇所が目立つと私は思います。
アンダーゲートを設けるならユーザーが作りやすく、また意味があるものにしてほしいです。
今回は以上です。
作成ペースが予定より遅くなってしまっているので、ちょっと急ぎたいですね。
それでは。
装甲騎兵ボトムズ 1/20 B・ATM-03 ファッティー地上用
一応ファッティーのリンクを貼りますけど、転売ヤーから買うのはあまりオススメし難く…😥
…
また、ついにバンダイからスコープドッグの新作が発売されることになりましたね。
楽しみです🙂
このボトムズHGシリーズがスコープドッグ単発の展開ではなく、シリーズとして継続してくれることを願います。
また旧来品の1/20シリーズならびにプレパン限定品の再販もしてほしいです。