今回はプラモデルではありませんが、
テルモの電池交換式ではない古い体温計の電池を交換する
というお話です。
体調が悪くて(※後述)グスタフ・カールの制作が進まなかった
というのも番外編の大きな理由です( -_-)
一応、プラモ製作の機材を使って
プラスチックをカット・加工するので、
まあプラモデル制作ブログにかろうじて引っかかっているかと(^_^;)
ではさっそく行ってみましょう。
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いきさつ(ちょっと長いです)
私、先週、風邪を引いてしまいずっと寝込んでました😷
それがまた、風邪になる事前に
1週間ほど肺が痛くて呼吸がかなりし辛い状態→急に発熱
という、これまでかかったことのない症状。
しかもこれってなんだか噂に聞く新型コロナウイルス感染の症状に似てるっぽい…。
心配だったので病院に行って診察とレントゲンも撮ってもらった所、
コロナの心配は全くなしと言われてほっとした次第です😅
肺はきれいな状態で、もしコロナ疑惑ならレントゲンでですぐに分かるのだとか(^_^;)
診察によると寒暖の差が激しい今のような季節の変わり目には
肺が痛くなったりする人がいるのだとか。
で、私の場合はそれ+たまたま風邪引いたという…紛らわしすぎますね(›´ω`‹ )
それにしてもこんな世の中ですから、いざ診察されるまではかなり不安でした。
これで死ぬのかなぁ…とかやっぱり考えてしまいました😥
で、新型コロナウイルス問題では37.5℃以上の発熱~と言われていますよね。
ところが肝心な時に我が家の体温計はどれもかなり古くて電池切れで使えるものが無く( -_-)
私はたまたま⬆の病院帰りで寄ったドラッグストアに
入荷したばかりのオムロン体温計が並べてあったのでそれを運良く買えました。
ですが世間では今、体温計が買えなくて困っている方も多いみたいですね…😥
そして私のように家に体温計はあるけど電池が切れてる、しかも電池交換できないタイプ!
という方もいらっしゃると思います。
肝心の体温計が買えないなら
電池交換できないタイプを無理やり電池交換して測ったほうがまだマシかも知れません。
もちろんメーカー非推奨ではありますが、
この非常時に何も防衛手段が無いよりは良いかなと。
そこで家にあった
古いテルモの体温計を分解して電池交換方法を探るー
というのがこの記事の趣旨となります。
テルモの体温計 C21 の電池交換を目指す
今回犠牲となる加工するのはテルモ(TERUMO)社の電子体温計C21です。
今から数十年前のモデルだと思います😥
こんな感じで比較的豪華なケースに入ってます。
裏はこんな感じです。
我が家のタンスにはこれが2本ありましたので、まずは1本を犠牲にしてあれこれ探っていきます。
このC21は元々電池交換できない体温計です。
あちこち眺め・触って調べた所、外装を取り外して中身を出すことは無理っぽいです…。
ですが、数十年前にリチウムイオン電池採用とも思えませんし、
中身はきっとボタン電池のはず。
であるならば、電池さえ取り出せれば交換できそうですよね。
メーカー非推奨ではありますが早速試してみることにしました。
なお⬆の画像で端に緑のラインがあります。
ここからキャップ的なのが外れるんじゃないか?
と探った所、端の方はたしかに簡単に外れるんですが、
その内側に緑色のプラスチックでガチガチに固めた蓋がしてあって
ペンチでも外せませんでした( -_-)
おそらくここで内部の気密を保っているのかなぁと。
外装は外せないようなのでまずはカンで適当にカットしてみました( ‘ω’ )و
カットは下の体温計本体や基板にダメージを与えないよう慎重に行います。
カットにはプラモデル工作で使うタミヤの精密ノコギリを、
タミヤのデザインナイフの柄に挿して作ったノコギリで行いました。
タミヤの精密ノコギリはごくわずかの幅でカットできるので、
電池交換後、カットした部分をなんとかして
元に戻す際のダメージを小さく抑えてくれます。
プラモデル工作ではシモムラアレックのハイパーカットソーが有名です。
たしかに「あれはいいものだ」なのでしょうが、いかんせん高いですよね。
このタミヤ精密ノコギリは刃が数パターン入っていて、安くて性能もほどよく
お財布にやさしいので私はこちらを最初に買って何年も使ってます。
なお、ノコ刃単独では使えないのでデザインナイフの柄は必須アイテムかと思います。
それからこの精密ノコギリは刃がヨレやすく、ヨレた状態で無理やり使うと、いとも簡単に刃が完全に曲がって取り返しのつかないことになります( -_-)
慎重に作業することをお勧めします。
という事でこの記事のプラモデルサイトらしい部分はこれで終わってしまいました(^_^;)
後は体温計の作業を紹介していきます。
電池が見えてきました。案の定ボタン電池です( ̄ー ̄)
ですが、電池はキツめにハメてあるようで
このくらいのカットでは取り外せません。
爪楊枝を入れて、あとどのくらいの深さまでカットすればいいかアタリをつけました。
更にノコでカットしてみます。
今度のカットは最終カットにしたい&断面もなるべく綺麗にしたいのでマスキングテープでガイドを作りました。
そしてここから先は力加減を間違うと体温計の基板に傷が付きかねません。
スジボリ堂のパーフェクトバイスの力も借りつつ、慎重にカットを進めます。
カットできましたが、今回はちょっと切りすぎたようです(›´ω`‹ )
爪楊枝を差したところが基板の段差になっていて、
思ったよりも深く刺さっていたモヨウ💦
電池交換するには、画像にあるように
体温計に「C21」と刻印してある所ギリギリあたりを狙ってカット
すればいいみたいですね。
なお、私がカットした位置の体温計側面のプラ素材の下には
硬めのプラシートが入っていて、かなりカットしづらい状態になっていました。
ギリギリのC21と書いてある辺りまでならこの固いプラ素材が入ってないので、
⬆の画像を参考にカット位置を狙ってみてください🐣
ボタン電池はこのように金属フレームで止められています。
爪楊枝で示した箇所、フレームが体温計本体のツメに噛み合わせて留めてあります。
これが反対側にもあるので、マイナスドライバーで慎重に外します。
先の細い精密マイナスドライバーでちょっと引っ掛ければ
いとも簡単に外せました🐤
電池はこんな感じで収まっています。
取り外すと電池には
CR1025 3V
と記載がありました。Panasonic製の電池です。
ですがこのCR1025は今、このご時世もあって品薄のようです…( -_-)
私もホームセンターに行ったんですが、
数あるボタン電池の中からこの電池だけが売り切れになっていました。
なので電池を入手することができず、今回はここまでとなります。
おわりに
若干、不完全燃焼でしたが
テルモの古い電子体温計C21の電池交換について紹介しました。
今は電池が手に入りづらいようですが、
電池さえあれば古い体温計でも復活できる可能性が見えてきました。
今回交換までできてないので復活できるか断言はできないけど…。
実際には中の部品も経年劣化している可能性もありますしね(´・ω・`)
ちなみにホームセンターの売り場で
PanasonicのCR1025は249円(税込み)
と書いてありました。
そのうち手に入れたらまた試してみたいと思います( ‘ω’ )و
何度も繰り返しになりますが、これはあくまでもメーカー非推奨です。
テルモさんもこんな使われ方は考えてないと思います。
外装をカットすればその後なんとかテープぐるぐる巻きで戻したとしても、
内部に湿気とか入って機器が劣化するかもしれません。
なので電池交換後に100%正確な体温が測定できるのかはなんとも分かりません。
しかし、今のこの非常事態にそんなことも言ってられない方も多いと思います。
とにかく体温を把握しておかないと、
万が一の時の判断の遅れにもなるかもしれませんし…(´・_・`)
自己責任ではありますが、手札として
古い体温計を再生する加工方法を抑えておいて損はないかと思います。
C21に限らず他の電池交換できない電子式体温計も
おそらくはボタン式電池かと思います。
捨てるしか無い状態であれば、
なんとか使えるようにチャレンジしてみてはどうでしょうか。
もちろん一番いいのは新しく体温計を買うことです。
しかし現実問題、もの自体が売ってないので
色々工夫出来る範囲で自分でなんとかするしかないですよね。
今は大変な時期ですがなんとか健康に乗り切りたいですね。
この記事が何かの参考になれば幸いですm(_ _)m
⬆私が買ったオムロンの体温計MC-687は快調に動いています。
Amazonでは不満の声を挙げてる方もいらっしゃるようですが、
私の場合は何ら問題ありません。パッと測れていい体温計だと思います。