ハセガワから販売されているマクロスのプラモデル、YF-19 バルキリーを作ります。
作るプラモデルはこちらです。
ハセガワ マクロスプラス YF-19 1/72スケール
前回の記事から5ヶ月近く空いてしまいましたが、なんとか完成させました🙂
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デカール割れに対処する
ここまでYF-19の製作が滞っていたのは、翼に貼ったデカールがバリバリに割れてしまってそれのリカバリー方法を色々テストしていたのが大きな要因です😥
私は飛行機モデルの翼のデカールを貼るのがとても苦手で、いつも端のところをボロボロにしてしまいがち。
で、最近になってやっとどうすればいいのかコツを掴んだので、まずはそれをメモ書きしておきます。
※私は航空機プラモデルはハセガワのものしか作ったことがないので、以下ハセガワのデカールの場合です。+全てが自己流なのでご了承下さい。
- ハセガワのデカールは貼る段階では固め。この段階で無理をすると破断するので要注意。
- ただし乾燥時・後の曲面追従性は十分にあるので、要は貼るときにどれだけ状態を整えてあげるかが鍵。
- デカールは水ではなく、ぬるま湯に浸ける
- 基本的にマークセッター無しで貼る
これは私の体感でセッター無しのほうがうまくいく、逆にセッターありだと破断しやすく感じたためです。理由も真相も不明ですが私はそう感じています(オカルトかもしれないのでご自身で判断の程を😥) - デカールを置いた後の位置微調整は水を含ませた細い筆で行う
※これまで綿棒、爪楊枝、指等で行っていましたが、この水を含ませた筆に変えてからは失敗率が格段に下がりました。
筆はダイソーのメイクコーナーで売ってた6本100円の小さいのを使ってます。 - デカールを貼った後で翼の端等、曲率のきつい曲面になじませる場合は、
- 貼った後、デカールの曲げたい箇所の上からマークソフターを塗る
- 曲げたい部分をMr.綿棒 先端極細硬化タイプ等の小さく硬い(毛羽立たない)綿棒でじわっと押さえてあげる。
これを100均等の安い綿棒でやると毛羽立ち等であまりうまくいかない印象です。固めで先の小さい綿棒で少しずつ破れないよう慎重に整えてあげるのが良いと感じました。
- 最低48時間乾燥後、ラッカークリアーをエアブラシで吹いてデカールを上から固める
- デカールの量が多くて一度に貼りきれない場合は、逐次貼った分に対してこのクリアーで保護する作業を入れた方がいいです。
※ハセガワのデカールは貼った後、そのまま放置し続けて日数が経つと割れ、剥がれ、めくれが起きやすい印象でした。
これは航空機モデルでデカールの端の形状がガンダムデカール等に比べると複雑なのと、面積も大きいことも関係しているかもしれません。
- デカールの量が多くて一度に貼りきれない場合は、逐次貼った分に対してこのクリアーで保護する作業を入れた方がいいです。
という感じに進めるのがよさそう、とやっと自分なりのやり方を見つけた気がします。
さて、以上はデカールを上手く貼っていくポイント(あくまで自己流よ💦)ですが、問題はすでに割ってしまったデカール。
YF-19でバトロイド形態になったときに足の末端に来る翼の部分、ここのデカールを私はボロボロにしてしまいました。
このときはデカールを曲げて端をなじませるとかクリアーで保護することをやってなかったので…
ボロボロになった箇所は黒と赤のデカールです。
黒はまあ適当なブラックを塗ればよさそうですが、問題は赤。
このハセガワYF-19バルキリーの赤はすべてデカールで再現するため、塗装の場合の色指定が説明書にも記載は無く全く分かりません。
ということで、なんとか塗装でリカバリーすべく、数ヶ月、空いた時間を使って手持ちの赤でテストピースをひたすら作っていました。
私のテスト結果、YF-19のメインカラーであるホワイト:レドームを50%:50%で調合した色を下地として上から塗った場合、デカールの赤に一番近いのは手持ちの中ではGSIクレオスのサザビーレッドであると判断しました。
なので、このサザビーレッドをエアブラシで塗装して修正しようと試みました。
まずデカールがボロボロになった翼の端を2000番の紙やすりでゆっくりなぞるようにして、可能な限りきれいに整え、余分なデカールは剥がします。
その上で塗装していくわけですが、
既にプラモを組み上げていて他の部分に塗料が飛ばないようにするには大規模なマスキングが必要になること、
デカールの上に(クリアーで一旦念入りに保護したとは言え)マスキングテープを貼って塗装作業をするのは、以前、荒野のコトブキ飛行隊 隼 エンマ機の製作
で失敗したように、やはりリスクが高いと判断。
そうえいばあのときもクリアーで保護していたのにダメだった…😥というのを思い出しました。
あの失敗はトラウマなのでまた同じことになるのではないか?と思って作戦を変更。
- 黒をタミヤエナメルの黒で筆塗り塗装
- 赤はタミヤエナメルのフラットレッドで塗装
としました。
「いやいや、あんたさっきサザビーレッドって言ったやん、それを筆塗りすればええがな。」
と思われるかもしれませんが、既に塗装してあるのと同じラッカー塗料を筆で塗って、下のクリアー層を侵して更にベースカラーまで溶け出してきたらもう手もつけられない状況になります。
エアブラシで薄く吹き付けるなら大丈夫だけど、正直、筆は自信ありません。
エアブラシで吹いてある塗膜はとても薄いので、上から筆でこちょこちょいじると、思いの外簡単に溶け出すんですよね…😥
あと、「どうせ人間の脳なんて周りの大多数を占めるデカールの赤い色味で勝手に補完するので、多少異なるエナメルフラットレッドを小さい面積に塗っても違和感ないだろう🤔」とも考えました。
で案の定?タミヤエナメルのフラットレッドを塗っても特に違和感なくデカールの赤と馴染んで終わりました😅
頑張ってテストピースを作り続けたのは何だったんだろうと思いましたが、結果的に違和感なく馴染んだので、もうこれで良しとします🙂
一応補足しとくと、エナメルであれば筆塗りではみ出し等失敗してもラッカー塗膜を侵さず簡単に拭き取り修正ができますので、ここはエナメルを選択しています。
完成写真
ということでYF-19バルキリーの完成写真です。
今回塗装は特別なことはしておらず、ほぼ指定色で塗っていますので、細かいカラーレシピは省略しますm(_ _)m
※ベースカラーのレドームと混ぜた白は指定色ではなく、フィニッシャーズのファンデーションホワイトを使いました。
胴体下部インテークと車輪格納の蓋の部分はタミヤエナメル フラットホワイトで塗っています。
今回はパイロット(イサム)も頑張って塗りました🙂
このイサム人形もデカールが小さい上になかなか馴染ませるのが大変でしたね…💦
※機体裏側の画像は、本体をひっくり返して置くとコクピット後部の翼、胴体後部の翼が破損しそうなので撮影しませんでした。ご了承下さい😥
とりあえずこれにて無事完成としたいと思います。
※今回は前回のEGガンダムの写真がいまいちだったのを踏まえて、違う設定で撮ってみました。
画像の明るさが幾分マシになったので、もっと設定を詰めたいですね。
また納得がいく設定にたどり着いたら記事にしたいと思います。
おわりに:ちゃんと最後まで作りきった事を良しとしたい
という事でハセガワ YF-19の制作がやっと終わりました。
終わって満足というよりも、やっと終わった…という疲労感のほうが大きいです😅
このプラモデルでハセガワの航空機プラモデルは4作目ですが、やっとデカールの貼り方がわかった気がしました(遅い)。
今後の製作に活かしていきたいですね。
このYF-19については何より時間はかかったけどちゃんと完成させたのは良かったと思います。
私はモチベーションが続かずプラモデル製作を途中で投げてしまうことも多々ありますが、ちゃんと最後まで作りきったのでそれが一番良かったと思います🙂
ただ、今回のように半年も空けて完成させるのはかなりのエネルギーが必要なので、
やはりちゃんと継続作業して一気に作ったほうがいいと思います。
そこは反省して今後に繋げたいです。
それではまた次回のプラモデル製作でお会いしましょうm(_ _)m
ハセガワ マクロスプラス YF-19 1/72スケール