Amazonをブラブラしていたらプロクソンペンサンダーとアルティマ5に対抗できそうな第3のペンタイプ・サンダーを見つけたので一番下に追記しました。
プラモデル系のサイトやSNSなどでよく取り上げられているペンサンダー。
プラモ製作で一番大変な(と思う)表面処理を大きく手助けしてくれる研磨アイテムです。
このような研磨アイテムには、
プロクソンのペンサンダーとアルゴファイルのアルティマ5という
2系統の製品があります。
今回は色々調査・比較検討して
プロクソンのペンサンダーを購入しましたので紹介してみます。
ペンサンダーとアルティマ5の比較検討
縦振動か、横振動か
冒頭に書きましたように現在市場に出回っているペンサンダーには大きく2種類があります。
プロクソン ペンサンダー
アルゴファイル アルティマ5
です。
大きな違いは
プロクソンペンサンダー:横振動
アルティマ5:縦振動
な点。
アルティマ5はリリースされたばかりでネット上の情報がまだ少ないのですが、
ただおそらくこの商品、DAVID 400のOEMです(アルティマ5の方が後発)。
そこでDAVID 400の海外での情報を探ってみたところ、
プロクソン・ペンサンダーと比較しているこのようなサイトがありました。
機械翻訳で内容を読み、要点を抜き出してみると
- 価格面ではプロクソンペンサンダーのほうが有利
- 両者は振動方向に違いがあるが機能にほとんど違いはない
- 実際の使用ではDAVID 400 の方がペンサンダーに比べて振動とノイズが遥かに大きい
- プロクソンペンサンダーの方が研磨効率と滑らかさで優れている(同一のサンドペーパーとアーバーを使用)
※ただし記事元の方曰く、使う「慣れ」も大きいだろうとのこと(記事元の方はペンサンダーに慣れている)。 - 平面の研磨は両者似たような仕上がりになるが、曲面の研磨ではプロクソンペンサンダーの方が遥かに優れている。これは振動方向によるものが大きい。
ただし、これらの点よりも大きいのは「結局使う人の習熟度である」とも投稿者様は述べられています。
ここがいちばん大切かと思います👻
補足
以上の内容ですが、私なりにちょっと補足したいと思います。
価格面ですが、アルティマ5はたしかに13,000円近くと
ペンサンダーよりも実売で6,000円ほど高いですよね💰
ただし、DAVID 400とアルティマ5には
摩擦部分の振動数を変更する機能が本体に組み込まれています。
プロクソン・ペンサンダーにはこの機能がありません。
更に実際のところ、振動数をある程度抑えないと
プラモデル製作においては研磨力が強すぎるので、
ペンサンダーを使う場合には別途外部コントローラーの購入が間違いなく必要です。
コントローラーは1,500円ほどで購入できますが(後で紹介します)、
この価格を考えれば両者の価格差はより近くなると思います。
そして先程の比較記事で出ていた「振動」ですが
お互いを威力MAXで比較したのだとすればあまり意味は無いのかなぁと…。
プラモ作りに適した振動数まで落として使えばそこまで手への負担も実際には問題にならないのではないか?と思います。
アルティマ5にはメリットがある。でも結局ペンサンダーを選んだ理由
それでもアルティマ5はやっぱり高い。
ただ、高いのですがプロクソンのペンサンダーにはない機能が一つあります。
それは振動方向が縦側なので、
のこぎりパーツを先端に用意できればパーツカットに使える点です。
細かいカットは無理でも大まかなカットであれば行えますので、
この点を活かそうと考える方には強みかもしれません。
(ただ公式の使い方では無いと思うので保証対象外になる可能性はあります。)
もう一つアルティマ5の方が良さそうなのは
縦振動なので狭い奥まった部分まで磨きやすそうな点です。
これは横振動に比べてメリットだと思われます。
以上からプロクソンペンサンダーとアルティマ5のどちらにも良さがあると思います。
私は今回、価格面とペンサンダーの方がすでに世の中に情報が出回っていて
横振動で特に問題なく使えている人が多いことから、
プロクソンペンサンダーの方を購入しました。
アルティマ5はたしかに素晴らしい製品に見えます。
ただ情報がまだ無いので耐久性などが分からない。
そんなに壊れるような製品とは思えないけど品質の実態がまだよく分かりません😥
加えて先端パーツであるアーバーの別売りがあるのかもよく分からない。
更に冷静に考えて、いち研磨機器に13,000円を出せのるか?
と客観的に見た場合、やはりアルティマ5の価格設定は高すぎると思います。
実売8,000円ぐらいになれば振動調整コントローラーの点を含め、
ようやくプロクソン・ペンサンダーと勝負の土俵に立てるのではないでしょうか。
ペンサンダー使用時の注意点
ペンサンダーを使用する際に躓いた点について紹介したいと思います😥
スピードコントローラーは使えないものもある
まず私は最初、プロクソン・ペンサンダーのみを購入しました。
スピードコントローラーは工作機器用のものが家にあったので
それを流用しようと考えました。
こちらのコントローラーです。
アイウッド スピードコントローラー PW-1500
しかし、実際にペンサンダーを繋いでみると、
スピード調整モードが全く効きません…( -_-)
コントローラーが壊れてるのかな?と思って手持ちのドリルに繋いでみたところ、
ちゃんとスピード調整モードは機能しました。
そして念の為、持っていたRYOBIのリューターにも繋いでみたところ
こちらもスピード調整モードが全く機能せず。
電気的な詳しいことは分かりませんが 、
どうやらスピードコントローラーといっても
何でもかんでも使えるというものでは無いようです。
goot パワーコントローラー PC-11がおすすめ
ということで慌ててネットで調べ、こちらのコントローラーを注文しました。
goot パワーコントローラー PC-11
そもそもこちらは、はんだゴテ用の調整機ですので、
本来の使い方とは異なっていてメーカー保証的にどうか?という気はします💦
といっても、世の多くのプラモデルにペンサンダーを使っている方はこのコントローラーを使っているようです。
そして実際に私も商品到着後このコントローラーで
ちゃんとペンサンダーの振動速度が調節できることを確認しました。
goot パワーコントローラー PC-11を画像で紹介します。
このようなパッケージになっています。
太洋電機産業様の製品です。
パッケージ裏には注意書きがあります。
このパッケージ台紙はちゃんととっておいたほうが良さそうですね。
製品を取り出してみます。
中央のダイヤルを回してパワー、この場合ペンサンダーの振動力を調整します。
ダイヤルには6箇所●でポイントが書いてありますが、
特にそこでカチッとロックされるわけではなく自由調整式です。
PC-11本体裏面の注意書き
ダイヤルの下側にコンセント差込口があります。
ここにペンサンダーのコードを差し込みます。
側面です。画像の赤四角で囲った箇所には丸い黒色のシールが貼られています。
おそらくここにヒューズが入っていると思われます。
ただ、パッケージの説明書にはヒューズ交換について触れられていませんでした。
シール封を剥がした段階で保証の対象外になる可能性がありそうです。
もしやるなら自己責任になりそう👻
実際にペンサンダーと組み合わせて使ってみたところ、
この goot パワーコントローラー PC-11 はプロクソン・ペンサンダー向けのコントローラーとして安価で、また確実に機能するとても良い製品だと感じました。
振動数を落としてあげることで、ペンサンダー単独で使うよりも格段に使いやすくなります。
プロクソンのペンサンダーを買うなら、ぜひこちらもセットで一緒に買ったほうが良いと思います。
長くなったのでペンサンダーを使った感想については
また別途紹介したいと思います🌻
追記:第3のサンダー
Amazonを見ていた所、第3のペンタイプ・サンダーを見つけました。
見た所プロクソンペンサンダーとほぼ近い商品のようです(こちらはACアダプターになっています)。
プロクソンペンサンダーに比べて一回り安いのが最大のポイントかなと思います💰
また交換用アーバーやヤスリもちゃんと別売りで用意されているのも嬉しいですね。
私は実際に買っていないので詳しい性能面は分かりません💦
ただ見た所、電圧とか商品電力的にも特に問題なさそうにも見えます。
プロクソンペンサンダーやアルティマ5を購入する際にこちらを検討してみても良いかもしれないですね。
※実際に購入を判断される際は製品詳細をチェックしてくださいm(_ _)m