ウェーブ フィニッシュプロダクツシリーズ ハケ付き プラボトル 太ボトルの感想

スポンサーリンク
レビュー

2023/6/17更新:一部リンクがおかしくなっていたので修正しました。


ウェーブ(WAVE)から発売されている

フィニッシュプロダクツシリーズ ハケ付き プラボトル 太ボトル

を購入しましたのでレビューします。自腹で買ったので正直に感想を書きます。

以下、全て本音で書いています。
WAVE大好きな方には申し訳ないですが、あまり読んでて楽しいレビューでは無いと思います(正直この商品は残念な出来です…😥)。
ご了承下さい。

[Disclosure:記事内画像・テキストにアフィリエイトリンクを含みます。詳しくはサイトポリシーをお読みください]

スポンサーリンク

結論:オススメできない

結論から書くと、このフィニッシュプロダクツシリーズ ハケ付き プラボトル 太ボトルはオススメできないと私は思いました😥

製品の構造に問題があるのか、内容物が使用後時間経過とともに漏れ出して机がとんでもないことになりました。

私が買ったのがたまたま不良品なのかもしれませんが以下、実際にどういうことが起きたのか書いていきます。


プラモデル制作中に表面処理やスジボリ時のキズを発見するためサーフェイサーを吹いてチェックを行います。
しかし、まいどまいどエアブラシをセッティングするのも大変なので
「サーフェイサーを筆塗りしてキズを見つけられないか?」と考えました。

そんな折、アマゾンでこちらのウェーブ フィニッシュプロダクツシリーズ ハケ付き プラボトル 太ボトルを見つけました。
キャップにハケがついており、撹拌用のボールも付属。
またWAVE公式サイトを見るとサーフェイサーを塗る用途にも使えると明記してあります。

WAVE公式サイトより引用

またAmazonレビューも好評だったため安心して購入しました。

内容物はこんな感じです。

今思えばこの時がピークだった😇

ボトル3本に撹拌ボールが6個セットになっています。

タミヤの塗料ビンと比べると大きさはこんな感じです。

さていざ使おうと思って、まずうーんとなったのはハケがいきなりフタ裏から抜けた点😰

どうも商品そのものの作りが甘い印象です。
最初に内容物を入れる前にまずはハケが抜けないよう手で一度ぎゅっと差し込んだ方が良さそう。

⬆一応ハケは外れても内部に落ちないような構造にはなってます。

さてさっそくサーフェイサーを3倍希釈で薄めたものを入れ、撹拌ボールでかき混ぜて
付属のハケでプラモデルパーツに塗布してみました。

手軽にサーフェイサーが塗れ、これでキズ発見のためにわざわざエアブラシを起動しなくて良くなった!😊とこの時は喜びました。

が…。

その後しばらく時間が経って、なんか部屋がラッカーうすめ液臭いなぁと感じあちこち見回すと、
このWAVE ハケ付き プラボトル 太ボトルのフタ(キャップ)から
希釈したサーフェイサーが溢れて瓶から垂れ机の上にこぼれています😱

フタを締め忘れたのか?と思ったのですが、フタはちゃんと閉まっていました。
(ていうか仮に万が一締め忘れていたとしても、ボトルをしっかり立たせてるのに漏れ出ていること自体がおかしいわけですが)

漏れ出た跡の様子

???となりながら念のためフタを再度開け、ギュッと締め撹拌ボールでサーフェイサーを撹拌→適当にサーフェイサーを塗ってまたフタを念入りに締めて、机に置くとしばらくするとサーフェイサーがまたこぼれてきます😱

なおサーフェイサーは最初からボトル容量の半分も入れておらず、入れ過ぎで溢れたというわけではありません。

その後フタを開けいったいどういうことなのか詳しく調べました。

どうもこのフィニッシュプロダクツシリーズ ハケ付き プラボトル 太ボトルは
フタと本体のねじ切り溝の間の隙間が大きいのかここから内容物が漏れるようです。

撹拌→フタの裏や本体の溝の間に塗料が大量にたまる→塗布使用→フタを締める→溝やフタ裏に溜まった塗料が吹きこぼれてくる

となっているようです。

本体の溝およびキャップ内側に塗料が大量に溜まる

どうやら中に液体を入れて使うには大雑把な構造になっているっぽいです😥

ましてやサーフェイサーなり塗料なりを入れた場合は、撹拌ボールでそれなりにかき混ぜないと使えないわけで、必然的に蓋裏や溝に塗料が回ってしまいます。

使うたびにキャップや本体のねじ切り溝を丁寧に拭けば良いのかもしれませんが、
そんなのいちいちやっとられません😡
とくにキャップの裏の奥まった届きにくいところを完全に拭けとか無理です。

はっきりいってこれはちょっと使えない商品だなあと私は思いました。
せっかく買ったのにお金を捨ててしまったような結果となりました💸

私が引いたのがたまたまハズレ個体かもしれませんが、他の2つも試す気にもならず箱にしまっています。

以上私に起こったことのレポートでした。
ということで、私はこの製品は一切オススメしません。

少なくともサーフェイサー用途目的で買わないほうが良いと思います。

使える用途を考える

フィニッシュプロダクツシリーズ ハケ付き プラボトル 太ボトルの説明書きを見ると

容器は完全密閉ではない

逃げ口上注意書きが書いてありました(そんなん買って手元に来るまでわからんがな…( ´Д`))

ていうか長期保管も何も数分も持たないわけですが…( ´Д`)

この性能で公式サイトでサーフェイサーに使えると大々的に書いてあるのはちょっとどうかなあと私は思いました。

私のようにある程度漏れることは覚悟して使えということなんでしょうか。
ていうか「ある程度」とか生易しいものじゃなくて結構ドバドバとこぼれてきます😥

私はWAVE製品を長年色々と買って使ってます。
しかしWAVE社の方には申し訳ないけど、このフィニッシュプロダクツシリーズ ハケ付き プラボトル 太ボトルは良いところが無いと思いました。残念の一言です。

というか、

これ製造メーカーもWAVEの担当者も実際に使ってテストしたんだろうか?

と思ってしまいました( -_-)


ではせっかく買ったこのボトル、どういった用途なら使えるかを考えてみました。

おそらく撹拌を必要としないものであればそれなりに使えるのではないかと思います。

というのも、撹拌に伴い欠陥のあるフタ周りに内容物が付くことが漏れの大きな原因でしょう。
であるならば、逆に撹拌せずにストレートに塗れるものであればある程度は大丈夫なのではないかと。
(ただ完全密閉ではないと堂々と言ってるので揮発してしまいそうではあるけど…)

ただそれでもこの商品は、上で貼った画像のように
口径がかなり狭く(10mm程度しかない)、フタ周りに内容物を付けないよう神経を使う必要はありそうです(›´ω`‹ )
なので結局どんな用途であっても使い勝手が今一つ悪そうなんですよねえ…😥

撹拌を必要としない―例えばラッカーうすめ液を直接エアブラシのメンテナンスで塗る―とかの用途ならまあなんとか行けそうな気もします。
ただそれだと付属の撹拌ボールがなんのために付いてるか意味が全く分からんくなりますけど( ´Д`)

結局サフを塗る目的であればダイソー等で売ってるマニキュアの瓶を再利用するほうが良いと思います。

私は別途、溶きパテをダイソーのマニキュア瓶に入れて使ってますが、そちらは一度も漏れたことはありません。
中に液体を入れる前提の商品で内容物が漏れないというのは当たり前といえば当たり前ですけども😥

Amazonでマニキュア瓶も売ってるので最初からそっちを買うのもありかと思います。

最初からタミヤの瓶サフを買えばよかったのでは…

ということで、なんだよこれーとがっかりして数日後、地元のホームセンターのプラモデルコーナーをうろうろしていたら

タミヤのサーフェイサーの瓶タイプがあるのを見つけました。
私はこういうのがあるのを全く知りませんでした😅

このタイプであればタミヤの接着剤等のフタと交換してそのハケで塗ればいいですよね。
あるいはこのサーフェイサー瓶のフタにハケを別途接着してしまってもいいかもしれません💡

タミヤ接着剤の瓶を活用する

もっと言えば、使い終わって余っている接着剤の瓶があれば、そこにサーフェイサーを入れて使うのが一番安上がりで良さそうです。

で、ちょうど机の上に中身が固まってしまった接着剤の瓶がひとつあったことを思い出しました。

ということで早速作ってみました( ・ᴗ・ )

撹拌しても塗布しても全く漏れなし!

瓶はタミヤセメントの小さい6角形のやつですね。

これにWAVEのボトルから撹拌ボールともども中身を移しました。

瓶ごと中身を振っても全く漏れません。
そしてフタからサーフェイサーが時間差でこぼれてくる事もなく問題なく使えます😊

今回、固まっていた接着剤もゴム状だったのできれいに丸ごとスポっと取り除けました。
最初からこの瓶で作ればよかったです😅

おわりに

ということでウェーブ フィニッシュプロダクツシリーズ ハケ付き プラボトル 太ボトルを買って使ってみた感想でした。

この商品、私は一切オススメできませんけど、たまたま私のが不良品orハズレ個体の可能性はあると思います。

ともあれ、どうも完全密閉ではないと記載しているあたり、今回私が遭遇した現象がこの製品の実力である可能性もあるんじゃないかぁと思ってみたり😥

購入される方は自己責任、そしてボトル使用後の吹きこぼれにはくれぐれもご注意ください。

私はもうしょうがないのでエアブラシ塗装した時の塗料の短期保存用にでも使いたいと思います。

タイトルとURLをコピーしました