ハセガワの 荒野のコトブキ飛行隊 隼一型 エンマ機 作成記#8です。
作るプラモデルはこちらです
※記事内のリンクにはアフィリエイトリンクを含みます。
マスキング後イエローラインの塗装
2週間ほどかけてとにかくクリアーを吹きまくってデカール層の保護に努めました。
3倍希釈で薄めのクリアーを丁寧に複数回に分けて重ねていきました。
実際、10回以上クリアーを吹いたと思います( ´Д`)
特にイエローラインを塗る予定の主翼前面の辺りは丁寧に丁寧に行いました。
クリアーを重ね、マスキングテープの粘着力を極限まで落とした状態で
これまた丁寧にマスキングを行いました。
前輪格納部分には念の為マスキングゾルも塗ってあります。
ここまで慎重に取り組んでイエローを塗っていきます。
イエローはクレオスの荒野のコトブキ飛行隊 限定カラー ファルコンノーズイエローを使いました。
いい感じだわ(byザラさん)
と、なかなかいい状態で塗れました。
マスキングを最低限で済ませたかったのでエア圧を極限まで絞り
細吹きで丹念に丹念に塗りました。
塗装がおわり、万全を期すための念押しで
マスキングテープを半乾きの状態で剥がしました。
そして迎えた最悪の結末
イエローラインがうまく下地に乗っておらず、マスキングテープと一緒に剥がれました。
そして
デカールも大量にマスキングテープに持っていかれました。
この持っていかれたデカール、どうやってもマスキングテープから剥がすことができないので再利用は難しい状態です。
ということで私の
荒野のコトブキ飛行隊 隼一型 エンマ機 製作記
は最悪の結末を迎えてしまいました。
それからさっきの画像をもう一度。
左側奥になんか映ってますよね( -_-)
これ、塗装する時に隼が手から落ちた時に尾翼が根本から折れてしまいました。
落とした時、高さ5cmもなかったと思うんですが、ポッキリ折れてます。
え?こんなので壊れるの?ってびっくりしました(´・_・`)
???「ええい、打ちどころが悪いとこんなものか」
このように踏んだり蹴ったりで散々な結果に終わりました。
反省と対策
ここからちょっと長いけど、このプラモデル作りを通して考えたことや反省点を書いていきます。
どなたかがお読みになってなにかの参考になるかもしれません(›´ω`‹ )
反省点
まずは私がこのハセガワ 荒野のコトブキ飛行隊 隼一型 エンマ機の制作を通した反省と感じたことから上げていこうと思います。
作り方・塗装手順がまずかった
途中の制作までは後輪保持のポリキャップ入れ忘れはあったものの、
その他は特に問題はなかったと思います。
ただやはり、主翼前面のイエローラインに対する私のアプローチは間違っていたんじゃないかと思う次第です( -_-)
とはいえ、向かって左側のイエローラインは完璧に塗れました。
マスキングテープを剥がしても全くダメージ無しです。
じゃあ向かって右側は何がダメだったのかを客観的に見ていきたいと思います。
イエローラインの剥がれ
これは私の想像ですが、この右側は乾燥するたびにデカールの剥がれが特に酷く、
マークソフターを何度も塗ってデカール定着のやり直し→乾いたら即クリアーというような事をやりました。
で想像ですが、このイエローラインの塗膜がマスキングテープ剥がしで持っていかれたのは、マークソフターのデカールのりが残っていて塗料(そしてその下の層で吹いている保護のつもりのクリアー)がしっかり定着できなかったのではないか?と考えています。
ソフターでデカールを定着させる→イエローラインを塗る箇所は綿棒等でしっかり拭き取っておく
ことでこのようなイエロー部分の塗装後剥離を防げたのかもしれません。
マスキングテープによるデカールの剥がれ
これについては
そもそもデカールが主翼にしっかりと定着できていなかった。
と考えています。
一見するとしっかり乾燥して定着しているように見えるんですが、
このハセガワ 隼一型 エンマ機のデカールはとにかくかなり固くてなかなか定着しません。
端はいくらクリアーで保護しても時間が建てばパリパリと端の方から剥がれてきます。
端の剥がれはともかく、今回マスキングテープで持っていかれた箇所についてはもっとしっかりデカールを馴染ませておけば防げたかもしれません。
※この点の対応策については後で触れます。
腕の未熟さ
今回の件はやはり私自身の腕の未熟さの要因が大きかったと思います😥
- 初めて飛行機モデルを作ったので勝手が全くわからない
- 初めてこれほど巨大なデカール(しかも色々と「評判」のあるハセガワの)を貼ったのでその特性・注意点がわからない
など色々と経験不足と腕の未熟さが重なった結果だと思います。
この辺は経験を積まないとなんとも分からないので、いい勉強になったと思います。
反省を踏まえた解決策を考えてみた
じゃあどうすれば良かったのかを考えてみました。
これが正しいかどうかはわからないけど、こうすればいけたんじゃないか?
ってのを書いてみたいと思いますm(_ _)m
作り方・塗装手順を変える
片側のイエローラインはしっかり塗れましたが、
やはりこのアプローチ・作業工程には無理があると思いました。
イエローラインを先に塗ってデカールは最後に持ってくる方が良いと思います(キッパリ)。
私もこの工程の方が良いのではないか?というのはずっと頭にはあったんだけど、
とにかくイエローラインをどこに引けば良いのかが全くわからないのが
このプラモデルの最大の難点であり、問題点です。
もちろん説明書にもその辺の事は何も書いてません。
で、じっくり考えた、今なら言える解決策としては
- 説明書の主翼部分を拡大コピーして実物100%のサイズで印刷
- 印刷した主翼部分をカットして主翼に貼り付ける(イエローラインは切り抜いておく)
- イエローラインの外枠部分をけがき針や0.15mmのタガネを使ってパネルラインをいれ、塗り分けのアタリにする
- 組み立て・全塗装
- 最後にデカール
これがおそらく最適解ではないかと。
パネルラインを引かずに拡大コピーした紙を厚手のケント紙へ移し、
それでマスキングして直接塗っても行けるかもしれませんが、
もう思い切って薄くパネルラインを入れて普通にマスキングしたほうが良いと思います。
「実際のエンマ機にはイエローラインのところにパネルラインは入ってないだろ」
という意見もあるかもしれません
が、とにかく安全策で作ったほうが良いです。
とにかくコトブキのファンである同好の士には、
私みたいに失敗してほしくないです(´・ω・`)
デカール対策
イエローラインは⬆の手順で塗れると思います。
ただ、このプラモデルはとにかくデカールに難がありすぎて厄介です。
たぶんイエローラインが完璧に塗れたとしてもデカール剥離の問題はついてまわるのではないかと。
なにより
- デカールのほうがプラモよりも微妙に大きい
- プラモの端にRがかかってるのでデカールが馴染みにくい
- デカールをクリアー層で押さえつけるだけの余白も無い
のが一番問題だと思います。
私のおすすめは、主翼の一番外側をギリギリまで持っていかないで少し内側に配置する。デカールと主翼の間にわずかに余白をもたせてクリアーをそこに向けて吹いてデカールの端を機体に馴染ませる
のが必要かと。
※ただし、これをやると事前に塗っておいたイエローラインと微妙に合わない可能性があるのでそこは下で示すやり方で修正対応。
説明書を見てデカールを貼るとどうしても主翼や尾翼は機体の端ギリギリに貼らないと説明書のデザインと一致しません。
でもそれをやるとクリアー層で保持させることができずにデカールが端からどんどん剥がれることになると思います。
ですので説明書のデザインはあくまでも参考程度に考えてデカールを貼ったほうが良いと思います。
加えて
大きなデカールは最初から適度に切って分割したものを貼る
方が良いと思います。そして分割したところは場合によっては少しだけ重なるようにした方がよいかと。
こうすることで主翼の一番外側や前面には余白を設けつつ、イエローラインのところは先に塗っておいたものとピタリとあわせるという微調整ができると思います。
少し迷彩塗装部分が重なってしまうかもしれませんが、余白調整しないと上からクリアーを吹いたところでなかなかこのデカールの定着は難しいのかなと思います(´・ω・`)
おわりに
ハセガワ 荒野のコトブキ飛行隊 隼一型 エンマ機
の制作は今回で終了とします。
未完成で終わってしまうのが残念ですが、
もうデカールがどうにもできないのでこれ以上は制作できません( ´Д`)
…と思ったんですが、やっぱりこのまま終わらせるのは納得できないので
もう一度プラモを買い直して作り直したいと思います。
ただ、今はこのプラモって微妙に値上がりしてるのでちょっと時期を待ちます。
たぶん今年の秋の映画があるころにまた再販がかかって価格が安定するんじゃないかと思いますし(´・ω・`)
ちなみにデカールだけハセガワに頼んでも2,000円します(*_*)
ですので、もうプラモごと買ったほうが早いという判断。
できれば今年中に再チャレンジしたいですね。
それではまたいつか、再チャレンジ編でお会いしましょう🐣
この記事がこれから隼一型 エンマ機を作る方の参考になりましたら幸いですm(_ _)m