ハセガワの荒野のコトブキ飛行隊 隼一型 エンマ機の作成記#2です。
作るプラモデルはこちら
簡単に仕上げるつもりだったので、
予定では今頃はサーフェイサーを吹いて基本のシルバー塗装も終わってるはずでした。
が、このプラモ何気にかなり厄介です😥
今回はその辺りについて紹介したいと思います。
見てやってくださいませm(_ _)m
主脚のあまりの作りにくさに手こずる
いとも簡単に溶ける素材
隼の本体はだいたい完了しました。
パーツも大きいので簡単に組み上げていくだけです。
が、組み立てる際に私が強く思った&これから作る人が注意し方が良いと思うのは
このプラモデル、接着剤でいとも簡単に溶解する
ということ( -_-)
クレオスのMr.セメントS流し込みタイプを使ったところ
ちょっと塗るだけで合わせ目が簡単に溶けてむにゅっとなります。
これがバンダイのガンプラなどの場合、流し込み接着剤だけでは
なかなかむにゅっとならないのですが、このハセガワの隼一型はあっさり溶けます。
もし丁寧な合わせ目消しをするときにはこの溶解しやすさは便利なんですけど、今回は簡単仕上げの予定だったので
まあ流し込み接着剤ならそんなに溶解しないから一応接着だけできればいいや~
と思って使った所、どんどん溶けたので焦ることに(›´ω`‹ )
また少し接着剤を塗っただけで溶けるので
指で触れようものなら大惨事になります(実際なりかけた)。
あやまって接着剤を関係ないところに塗ってしまった場合は
絶対に手を触れないほうが良いと思います。
足回りがとにかく作りにくく、説明書に詳細も書いてない
見出しの通りこのプラモデルで最大の難所は足回り、前輪(主脚)関係の箇所です。
⬆の説明書画像にあるように、タイヤの部分を組み立てて本体の穴に差し込むんですが、
問題はタイヤシャフトの側面に取り付けるカバー部分。
上の画像でRと書いてある右主脚だと、
カバーA1とA2と書いてあるパーツが異様なまでに取り付けにくいです。
一応シャフトに取り付けるためのコの字型の箇所が設けてあります。
が、これだけではくっつかないので最終的に接着が必要です。
が、シャフト部分は、この画像だと8番と書いてあるように一部塗り分けが発生します。
先程の組み立て画像に戻ると、シャフト外装カバーのA1は先に接着してもなんとかなるのですが、A2まで接着すると8番の塗り分けがそう簡単にはできなくなります( -_-)
更にこのA1とA2についてはコトブキ飛行隊モデルなので黄色のストライプ塗装が部分的に入ります。
しかしこのストライプ塗装をどのくらいの幅で行えばいいか、パーツには一切ガイドがありません。 しかも説明書もストライプに関してはかなりアバウトであまりあてになりません( ´Д`)
この箇所にデカールを用意しなかったのはなんでだろうと思います。
簡単に塗り分け出来る、プロペラの黄色塗り分け用のデカールはあるのに
この本体の高難易度箇所の黄色用のデカールが全く無い。
しかもパーツにラインがあるわけでもなく、何のヒントもないので異様なまでに難易度が高いです( -_-)
自分で幅を決めてスジボリを入れてやらないとマスキングテープだけではちょっと難しいと思います。
更にシャフト関係で難易度が跳ね上がる要素があります。
A2パーツに戻ります。
このパーツは説明書だとただA1の上に取り付けるように見えるんですが、まずA1のランナーゲートの場所がA2パーツと噛み合わせる場所の繊細な箇所に設けてあって、正直何考えてこんなところにつけてるんだ?ってくらいおかしな場所にあります😥
そのせいで切り出し、その後の加工含めて超超超超難しいです。
ものすごく細かいので画像が撮れないんですが、買った人はああこれか…となると思います…。
そして更にまだ難易度が上がる要素があって…
外箱の画像を見るとシャフトカバーのタイヤに近い部分であるA2が斜めになってますよね。
荒野のコトブキ飛行隊のアニメとそのスマートフォンゲームを見て確認した所、隼一型のこのカバーはたしかに斜めに付いてます。
じゃあプラモデルもこのように斜めに組み上げられるように作ってあるのか?
というと
そんなことは一切考慮されてません( ´Д`)
ただでさえ接着剤でなんとか不安定なところに留めるのに加えて
斜めになんとか取り付けないといけないという感じになっています。
しかもこのA1とA2ってどう考えてもそれぞれのパーツが長すぎてそもそもがおかしい。
そのままつけたら斜めに絶対くっつかないです。
結局私はA1とA2を少しずつ削って現物合わせをしながら最後は塗装後になんとか神経を研ぎ澄ませて接着する方向を目指すことにしました。
このように主脚の部分が異様なまでに難しいのがこの隼一型のプラモだと思います。
主脚関連の加工作業
まずシャフトを収納部の穴に差し込んで仮止め、その後A1パーツを主翼に押し当てて位置を決めたらシャフトに接着。
こうしないとそもそもA1をシャフトのどの位置に取り付けたら良いのかがサッパリ分かりません。なんと不親切な…(´・ω・`)
ちなみにA1のL字に折れ曲がった部分。
これって主翼の凹んだ主脚格納部分の中にあるのが本来の姿だと思うんですが…。
そこまで加工してたら完成が遅くなるので今回は見なかったことにして先を急ぎます💨
A1部分は先に接着しました。
画像ではわかりにくいですが、A2にはシャフトと接触するための半丸状のガイドが付いています。
しかしこのガイドは、ただつけてあるだけなので
そのままではシャフトに対して平行にしか取り付けできません。
そして平行だとA1とつなげて留めることすらできません( -_-)
そこでA2の半丸状のガイドの部分を斜めにヤスリで削って角度をつけます。
これでなんとかA2の取り付けガイドをシャフトに対して斜めに接触させることができます。
とはいえA2とA1を繋ぐためのガイドはありません。
実は本当はA2には凸型突起があり、A1にはその突起を受けるための凹型ガイドがパーツには作ってあります。
が、このA1とA2の接触部分の加工しようが無いところにランナーゲートがあってガイドが全く機能してません。
これが上の方で述べたゲート設定が根本的におかしいという点です…( -_-)
しかも、そもそもこの接続部分がまともに機能したとしても
両方のパーツ長がシャフトに対してあまりにも長すぎるため
そのまま接続したらシャフトと噛み合わないという残念な設計になっています( ´Д`)
なので結局ヤスリでA1、A2とも短く削ることになりました。
最終的にはこうなります。
更にまだこのA1、A2には黄色の部分塗装が待っています( -_-)
このようにとても厄介なのがハセガワの隼一型の主脚部分です。
おわりに
ということで主脚の加工がここまでの作業時間の殆どとなりました🐣
それからちょっとオススメな事を紹介。
私はマッチ箱をよくプラモデル制作の時に使っています。
このようにマスキングテープにラベルを簡単に書いて組み立て途中のパーツを分けて保管すると便利です。
上の例では主脚の右部分関連のパーツを入れてあります(左部分は別のマッチ箱へ)。
100均で6箱100円とかで売ってるので、冬にストーブを使う時にマッチを買っておいて、使い終わったらパーツ保管に再利用してます🔥
本体はこんな感じで簡単に作れるんですけど主脚がねえ…👻
ただ、塗装自体はシルバーで塗ってデカールを貼ればほとんど終わりなので、
楽かなぁと思ってます。
なんとか早い所サーフェイサー吹きまで持っていきたいです。
では続きはまた🐤
ロイグの鍾馗
フィオの紫電
このあたりもいずれは作りたい…。