ハセガワから販売されているマクロスのVF-1S スーパー ガウォーク バルキリーを作ります。
作るプラモデルはこちらです。
ハセガワ 超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか VF-1S/A ストライク/スーパー ガウォーク バルキリー 1/72
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ここに来てまさかのランナー成型不良に気がつく…
という不穏当な見出しからスタート…( ̄д ̄)
今頃になって胴体パーツに大規模な成型不良を発見
というのが今回のお話デス。
もちろんパーツはすでにバッチリ接着&塗装済み(T_T)
まあランナーの初期確認は慎重にやらないとダメという一例として読んでやってくださいな😥
ではどんな事が起こったのか、とくと御覧あれ_| ̄|○
バトロイド形態の頭が付けられない
バトロイドの頭部を一応塗り終わったので
どんな感じか仮組みしてみようと思いました。
ガウォーク形態なので頭は胴体の下側に逆さまに取り付けるんですよね。
…
…
なんかおかしくない?(´・ω・`)
頭を取り付けるためのパーツを作り忘れたのかなぁ?
と思ったんですが、そんなパーツを一度も見た覚えも無く。
で説明書を見ると
なんじゃこりゃ( ゚д゚)
胴体部分のパーツ(GB6)に、頭を取り付ける部分だけが綺麗サッパリ付いてません。
まるで「最初から無いのが極自然」であるかのように
スパッとキレイな断面で付いてないんですよねえ。
こんな成型不良ってあるんですなあ…😥
念の為調査を進めます。
このプラモデルには使わない胴体下部のパーツが
もう一つ付属しています(A5のパーツ)。
こちらを見ると頭を取り付けるための箇所がちゃんと付いているんですよね。
ということでどう考えてもGB6はランナーパーツの初期成型不良のようです。
ハセガワに事情を説明すれば代替パーツがもらえるのかもしれませんが、
もう去年このプラモを買ってからだいぶ経ちますし、
すでに制作も進んでこの胴体パーツはがっちり接着した後。
今から交換パーツをもらっても換装はかなり難しい状態です。
正直これ見た時
まあもう制作のモチベーションが0になりましたよね(´・_・`)ガチで
もう投げてしまって作るのをやめようかと本気で思いました。
修正を試みる
しばらく時間が経って落ち着き、なんとか修正することにしました。
ここまで来て投げるわけにもいかない&
それにブログのネタとしては美味しいかもしれません👻⬅
対応策は3つの方向性を考えました
- 今の胴体の接着をなんとか解除して残ってるA5パーツを丸ごと置き換え移植
- パーツA5から頭部接続に必要な部分だけをカットして移植
- 成型不良のGB6パーツに頭部取り付けパーツを自作する
1案は接着面を綺麗に切断するのは難しそうなので無理と判断。
超音波カッターでもあれば良いんでしょうけど私は持ってません( -_-)
それにA5にはガウォークの腕の部分を取り付ける箇所が作られていないので、
それを作るのもなかなか大変です。
案2で行こうかと思ったのですが、
- そもそもA5の該当部分とGB6にあったであろう箇所とのサイズが完全に一致するのかが分からない→切っても無駄になるかも
- A5を切り刻むと万が一ハセガワに事情を話す時に説明がややこしくなる。できればキレイなパーツで残しておきたい。
- 該当部分をきれいにカットする道具を持ってない
などから止めておきました。
ということで3のプランで自作です。スクラッチします。
スクラッチって一度言ってみたかった(・∀・)⬅
頭部取り付けパーツの自作
まずは試しにA5パーツの該当部分のサイズをノギスで測って
似たようなものを作ってみることにしました。
コの字型の枠組み部分を作るため、厚さ1.5mmのプラ板をカット。
カットには岬光彰さんのスライド式T定規が大変威力を発揮しました。
品質管理がなっとらん(#゚Д゚)ゴルァ!!と散々文句を言ったけど、
性能自体はとても便利で素晴らしい道具です。
ただ、今回改めて使って強く思ったのは、
スライド部分の目盛りは0.5mm刻みにしてほしかったですねー
実際には目盛りが1mm単位なので、より精度を出したい時に不便だと思いました。
それと目盛りはプリント式じゃなくてちゃんと彫り込み式にして欲しい。
プリント式だと使ってるうちに擦れて消えるんじゃないかと気が気じゃないです。
特にこのT字の部分の目盛りは鉄板内部に格納する箇所なので余計擦れへの耐久性が気になります( -_-)
ダイソーの100円鉄定規ですら目盛りは0.5mm刻みで彫り込み式です。
この辺り、もっと実際に使う人の立場で考えてなんとかならなかったのかしらと思います(´・ω・`)
いつか0.5mm&彫り込み式目盛りでの改良版が出て、
既存の購入者にはT定規の部分だけ交換で売って欲しいですね。
さて、カットしたパーツを直角になるように接着します。
ここで便利な道具のご紹介。
こちらは自作の直角出し治具です。
一応これは自分で考えたオリジナルだけど、
たぶん似たような事をしてる方は世にたくさんいらっしゃるかと思います(^_^;)
アルミのキューブにアルミの板を2方向で接着してあります。
そして実際にプラスチックを接着する時に
接着剤がアルミに付かないようにパーツと触れる面は
セロテープで保護してあります。
これでほぼ90度出せます。
ついでに真鍮キューブで押さえておきました。
真鍮キューブにもセロテープが貼ってあります🐤
ただこのキューブ押さえ式はL字型は90度にできるけど
コの字型までは面倒を見きれません💦
こちらは気合いとハンドパワー(要は手で固定)でなんとか90度風にしました。
コの字の内側に入るような小さなキューブでもあれば良いんでしょうけどね…。
頭部を取り付けるための底面プラ板は0.5mm厚のものをカットして接着。
ただ、私の感触としては0.8mm厚ぐらいの方が良いと思いました(1mmだとちょっと厚い気がします)。
なお余談ですが、近々WAVEから0.8mm厚の目盛り付きプラ板が出るらしいのでたいへん期待しております(・∀・)
これで箱組ができましたが、ここから取り付け口を作るのは一見難しそうに見えます。
そこで岬光彰さんのT定規を使います。
作った箱組をひっくり返します。
Tスライド定規の下にダイソーの紙粘土を置き、
箱組といい感じの高さになるまで嵩上げしました。
これで高さのあるパーツに対してもTスライド定規が使えます(・∀・)
なお、使ってて思ったんですが、
紙粘土だと割とパラパラして散らばるので
油粘土の方が良いような気がしました💦
あとはスライド定規を使ってA5パーツから計測した箇所に下書き線を引き、
取り付け口の部分をデザインナイフでなぞって切り抜いていきます。
何度か慎重に作業をして切り抜きました。
頭部パーツを付けてみるとバッチリ収まります。
あとはこの箱組を胴体に接着して塗装すれば大丈夫ですね。
手間はかかったものの、ランナー成型不良をなんとかリカバリーできたと思います👍
おわりに
今回のハセガワ VF-1S スーパー ガウォークの進捗報告はここまで。
本来やらなくても良い作業に時間が取られてしまいました( -_-)
まあ
買ってすぐの時にランナーを隅々まで確認しとかなかったのがいけなかった
んですけども。
一応チェックはしたんだけど、ざっくりなので見落としていたようです。
ていうか、作ってる最中もあまりにも綺麗サッパリすぎて
まさかこんな大きな部分が成型不良だとは全く気がついてませんでした( ´Д`)
皆様もぜひプラモデル購入後はランナーを隅々までチェックしましょうm(_ _)m
今回、紹介した直角出しの金属治具は何かと役に立つので
一つ作って手元に用意しておいてはどうでしょうか。
アルミキューブはホームセンターで買いました。
Amazonでもあるみたいですがちょっと高いと思います。
ただ私もそうなんですけど、けっこうな田舎に住んでると
割高でも通販に頼るしか無い場面って多々ありますよね…(´・_・`)
私が買ったのもこの光のキューブ(サイコロ)だったと思います。
※⬇なぜかAmazonのリンク画像だと平板っぽいけど、
実際ページを開くとちゃんとサイコロ(キューブ)のようです。
アルミの平板もAmazonにあるけど、
もっと小さなサイズで安いのがホームセンターにあるかと。
アルミ板はあまり厚いのを買うとカットが大変です。
今回の治具を作る目的なら1mm厚ぐらいので良いと思います。
アルミの1mm厚ならデザインナイフで何度かなぞって繰り返せばカットできます。
※予算があるならホームセンターで「アルミインゴットを」2個買って
そのままキューブに2面で貼り付けでも良いかもしれません。
それかもう、最初からインゴットを3つ買って
3面構成で作ってしまうとかでもOKかと(高くなるけど💸)。
真鍮キューブも私は光のものを買ってます(ホームセンターで購入)。
このキューブはずしりと重いので、単独でも接着時の押さえに使ったりと便利です。
今回は以上です。
記事にはしてないけど、VF-1Sの細かな塗装もだいぶ進んできていて、
そろそろ最後のデカール貼りが近づいています。
もう少しで完成を紹介できると思います( ‘ω’ )و
それではまた👻
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