SF作品「戦闘妖精雪風」に登場する、深井零少尉の初期の愛機、スーパーシルフ 雪風 を作ります。
作るプラモデルはこちらです。
プラッツ 戦闘妖精雪風 FFR-31 MR/D スーパーシルフ雪風 エッチング付属 1/144スケール プラモデル SSY-3SP
大きさは1/144サイズで小ぶり。そしてこのプラモデルにはエッチングパーツがついています。
私はプラッツのプラモデルを作るのは初めてで、さらにプラパーツとエッチングパーツとの完全置き換えがあるプラモデルを扱うのも初めてです。
航空機のプラモデルで有名な同社の模型はいったいどんな感じなんでしょうか？楽しみです😊
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君は戦闘妖精雪風という作品の事を知っているかな？
と、クワトロ大尉
のように始まりましたが😅、戦闘妖精雪風がどんな作品なのか概要を紹介します。
戦闘妖精雪風は神林長平氏によるSF小説で、数十年の歴史がある作品です(まだ未完)。
私も小説を1～3巻まで読んでいます。
物語を簡単に説明すると
地球の南極上に宇宙のどこかにある惑星フェアリィと繋がる謎のゲートが登場し、人類は未知の存在「ジャム」の襲撃を受けますがこれを撃退。
その後フェアリィ上でジャムを抑え込むため、地球から乗り込んだ人員で構成されたフェアリィ空軍が結成される。
その中の組織としてジャムの情報収集を専門に行う部隊、ブーメラン戦隊が結成され彼らには専用の特殊戦戦術偵察機であるスーパーシルフという機体が配備される。
その1機である「雪風」を操縦するパイロット、深井零少尉を中心に物語が進行する
…というお話です。
ジャムとはなにか、そして「知性」とはなにかというのが作品のテーマ(たぶん)になっています。
小説で一番のオススメは1巻ですね(今は(改)版として販売されています)。
スーパーシルフ雪風もこの巻に登場します。
作風も短編の集合みたいな感じで進んでいって、一本のストーリーの筋に向かっていく構成になっておりわかりやすく読みやすいです。
2巻以降は…正直色々と試されます😅
2巻はぶっちゃけキツイです。2巻の最後の最後までひたすら会話劇多めで進むため
読むのがしんどいのですが、最後の方でやっと面白くなります。
3巻は2巻の試練を乗り越えられた人なら容易に超えていけると思います😅
そして先日、最新刊である第4巻「アグレッサーズ」が発売されました。
ですが私は文庫待ちなのでまだ読んでません🙃
というのも、この戦闘妖精雪風の3巻を単行本版で読んだ(Amazonで文庫と間違って買ってしまいました💦)のですが、
ページの上下二段に文章が書いてあって読みにくい上に、文庫版よりも文字が小さいので更に輪をかけて読みにくかったです。
ということで4巻の内容はとても気になりますが文庫が出るのを待ちます。
戦闘妖精雪風は今から20年前にアニメ化もされたので、そちらをご存知の方もいらっしゃると思います。とにかく空戦及び戦闘機の描き方が素晴らしい作品。
アニメで主人公の深井零を演じているのは宮崎が生んだスーパースター、堺雅人氏です。
私は本気で「堺雅人の代表作と言えば戦闘妖精雪風でしょう！」と思ってて、半沢直樹や真田丸の印象じゃ無いんですよね😅
堺雅人氏は戦闘妖精雪風において、とかく無機質な人間である主人公の深井零を実に上手く声で表現しておりハマり役だと思いました。
以上が戦闘妖精雪風の簡単な紹介になります。
プラッツ 戦闘妖精雪風 スーパーシルフ 雪風 を素組みする
プラッツの戦闘妖精雪風 スーパーシルフを作っていきます。
箱はこんなな感じです。
⬆これは深井少尉が雪風の戦闘コンピュータと対話を行い、ただの戦闘コンピュータから知性が目覚めつつあるところを描いたシーンですね( ‘ω’ )و
スーパーシルフという機体について説明が書いてあります。
戦闘妖精雪風という作品についての概要説明。
それと、このパッケージ箱なんですが無茶苦茶タイトに作ってあって、なかなかフタ側が外せませんでした。今まで手に取ったプラモでダントツにきつかったです😅
ランナーは少なく(写真撮り忘れ)、クリアパーツのディスプレイスタンドや水転写デカールがついています。
⬆画像右下にあるのがエッチングパーツです。
素組みしました。いつくか感じた点を挙げると、
●プラ素材は柔らかめでデザインナイフで削りやすい
プラの素材が何かまでは分かりませんが、バンダイのガンプラのプラスチックに比べると柔らかめでデザインナイフ削りやすいのでランナーゲート跡の加工が簡単で良かったです。
一方、柔らかいがゆえの難点としては、このタイプのプラはパーツを貼り合わせる際、接着剤が付いた指等で触ると容易に溶融してモールド等を潰してしまいかねません😥
気をつけて作成したいですね。
合わせ目ついでに触れると、このプラモデルはダボ穴とピンがあまり合いが良くないので、ピンはある程度切って接着しないとなかなか噛み合いません。
機体の上下分割はピンを切ってもなお噛み合わないので流し込みセメントで接着する際はクリップで挟んで固定しておいたほうが良いでしょう。
かと言って多めに接着剤を流すと上で触れたようにモールドが溶融しやすいので注意です。
●エッチングパーツにすることが本当に最適解なんだろうか
このプラモデルのエッチングパーツはもともとプラで作ってあるパーツを取り除いて置き換えるという使い方のようです。
このスーパーシルフのエッチングパーツは平面の金属をカットしたもので、表面に立体的な意匠が入っているわけではないし、また組んでいって立体になるわけでもないです。
ですので、模型としての造形を考えるとプラパーツのままのほうが立体的なディテールも入っていてむしろ置き換えないほうがよりリアルなのかも…😥と思いました。
またエッチングパーツを取り付けるにはプラパーツの該当する部分を切り取らなければいけない箇所もあり、また瞬間接着剤で止める必要があります。
接着は小さい点付けのようになるのと位置もかなりシビアな箇所があるため強度の面が心配に感じました。
また後部ノズルの羽などは内部に組み込んでしまわないと作業が進まないので、製作途中にもしも取れてしまった場合はリカバリーがかなり難しそうです。
以上から、エッチングパーツ入りのモデルを買ったけど無しでも良かったかも…と感じました💦
とは言え、せっかく買ったので今回はエッチングパーツに置き換えて作っていこうと思います🙃
●塗装に関して困った問題が…
このプラッツ1/144 スーパーシルフ 雪風で最大の問題は塗装だと思います。
説明書がモノクロ印刷になっていて更にアニメのスーパーシルフの画像を貼ってあるだけなので、説明書見ても塗装の塗り分けがサッパリ分かりません。
指定色をどこに塗るのかがそもそもわかりにくいです😥
また箱に作例の画像もないため塗装でどういったもの(カラーリング)を目指していけば良いのかが分かりません。
一応プラッツのサイトには塗装した作例の写真がありますが、これでも細かい部分までは分からず…。
特にスーパーシルフ 雪風は機体上部、下部に迷彩が施してあるのですが、それについてどこをどう塗れば良いのかは全く不明と言ってよいでしょう😥
更にどうにも混乱するのが、私が調べたところプラッツの今回の1/144のスーパーシルフ 雪風と1サイズ大きい1/72のスーパーシルフ 雪風とでは説明書に書いてある塗装指定色が違います😥
特に顕著なのが機体底面の色指定が1/72はダークエッググリーンとダークシーグレーの混色、1/144はダークエッグブルー一色で全く異なっています( -_-)
このように説明書&メーカーサイトだけからでは塗装に関して答えを得にくいため、このプラモデルは製作に相当慣れた方でないと塗装は難しいと感じました。
塗装ついでに触れると、機体下部にあるTARPSポッド部分の羽は後ハメが出来ないので
どうしても先に接着して組み込む必要がありますが、
そしてこの羽根に塗り分けが多数発生する上にマスキングするのは大変な構造になっています。
迷彩や塗り分けが困難な箇所については塗装ではなくデカールでなんとかしてほしかったなぁと思いました。
それと塗装ついでにもう一つ、パイロットフィギュアが2体分入っていて、これをこのプラモデルの訴求ポイントにしてあるるようなんですが、パイロットに関する塗装指定が全く無いのでどうすればよいのかは自分で考える必要があります。
パイロットについてはプラッツの公式サイトにも何も情報が無いので塗装するなら戦闘妖精雪風の映像を見て自力で頑張るしかなさそうです…😥
おわりに:今後の予定
今回は以上です🦆
塗装が考えていたよりも数段大変そうなので、どうするか躊躇しているのが正直なところ。
が素組みのままではエッチングパーツの事もあり、ぱっとしないのでなんとか頑張って塗装してみたいと思います。
色については一応この1/144サイズの説明書にある指定色で塗りたいと思います。
ただ私が持っていない色ばかりだったので、今後塗料を集めていく必要がありそうです。
私は田舎に住んでいることもあり、最寄りのお店の模型コーナーには今回必要な塗料は置いてありませんでした😮
ということで、塗料はネット通販頼りになり、何か他の物を買うときに合わせて塗料も注文する…ということになるので、ぼちぼち時間をかけて集めて行きたいと思います😅
以上より、プラッツ 1/144 スーパーシルフ 雪風製作は一旦ここでストップして続きはしばらく時間が開くと思います。
それでは👻
プラッツ 戦闘妖精雪風 FFR-31 MR/D スーパーシルフ雪風 エッチング付属 1/144スケール プラモデル SSY-3SP
